NFTってどうやって作るの?
作ったNFTはどこで売ることができるの?
買ったNFTの売り方を教えてほしい
音楽NFTってどうやってつくるの?
そんな疑問にお答えします。
NFTをつくるのは難しそうって思っていませんか?
技術的な知識は必要ありません!
この記事を読むことで、完全初心者がゼロからNFTを作って販売するまでの手順がわかります。
あなたの作品をNFTにして売ってみましょう!
すでに口座開設してるしメタマスクもあるよ、という方はコチラから。
購入したNFTを転売する方はコチラから読み進めてください!
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
手順1:NFTにする素材を用意
まずはNFTにするための素材(画像・音楽データ)を用意します。 OpenSeaを利用する場合は、対応しているファイルは以下の通りです。
- 画像
-
JPG, PNG, GIF, SVG
- 動画
-
MP4
画像サイズは「2,000×2,000 pixel」が一般的ですが、容量が50MBを超えなければどんなサイズでもOKです。
サイズに関しては、「NFTアートのサイズについて解説」を参考にしてください。
NFTにする素材はスマホで作成可能
- ドット絵:レトロゲームのようなドットで表現されたアート
- ボクセル:マインクラフトやレゴブロックのように3Dの立方体でつくるアート
- イラスト:イラストアプリで描きます
- ジェネラティブ:プログラムでパーツを組み合わせて10,000〜と大量の画像をつくれます
- 写真:写真のNFTアート
自分に合ったアートを作ってみましょう。
無料アプリが多いので、気軽に試せます。
絵がかけなくても、写真でOK!
素材の作り方は「スマホOK|NFTアートの作り方」で解説しています。
音楽NFTは音楽×ジャケット画像
音楽NFTは、mp3などの音楽データだけでは作成できません。
音楽動画(MP4)を作成し、NFTにします。
※動画だけど、静止画のジャケットが表示されているだけでOK。
動画作成の経験がなくても大丈夫。
「無料 動画編集」で検索して見つけたアプリで作れます。
いくつか無料アプリを試しましたが、大体同じ手順で作成できました。
- 動画編集アプリに素材を入れる
- 音楽データとジャケット画像を配置する
- mp4書き出す
※mp4で書き出せなければ、書き出し後のファイルを変換すればOK
特にテロップを入れたりアニメーションを作るわけではないので、無料アプリの機能で作成できます。
手順2:仮想通貨取引所の口座を開設
NFTの売買は日本円ではなく、仮想通貨ETH(イーサ)で取引します。
ETHを手に入れるために、仮想通貨取引所の口座を開設していきます。
GMOコイン
送金するたびに1,000円以上の手数料がかからず、損をしないですみます。
GMOコインをすすめる理由は4つ。
GMOコイン
メールアドレスを入力し、届いたメールからパスワードを設定します。 ・2段階認証 ・個人情報を入力 とすすめ、
本人確認は、スマホで撮影して審査にすすみます。 後日、はがきが届けば完了です。
さらに詳しくは、「GMOコインで口座を開設する手順」を参考にしてください。
手順3:日本円を両替する
口座開設が完了したら、両替するために日本円を入金します。
メニューから「入出金 日本円」を選びます。 振込先の銀行口座が表示されるので、その口座に入金してください。
日本円を入金したらETH(イーサ)と両替です。 安く買うために、「取引所 現物取引」を利用します。
「成行」で「買」を選び、取引数量を入力して購入します。 試しに買う場合は、3,000円〜1万円くらい購入してみましょう。 1ETH=50万円の時、1万円は0.02ETHです。
仮想通貨の購入は、「GMOコインで仮想通貨を買う方法」で詳しく解説しています。
手順4:仮想通貨の財布を作る
NFTを買うお金であるETHを買ったので、お金を入れるための財布(メタマスク)を作ります。
財布(メタマスク)を公式サイト からインストールします。
「ウォレット作成」をクリックし、パスワードを入力します。
「シークレットリカバリーフレーズ」をメモして、入力確認すると設定完了。
さらに詳しくは、「メタマスクの導入手順」を参考にしてください。
手順5:メタマスクにお金を入れる
銀行にお金を入れたままだと買い物ができないので、財布(メタマスク)にお金(ETH)を移動します。
スマホは左上メニューをひらいて「入出金 暗号資産」をタップ。 アプリは「預入/送付」をタップします。
送り先のアドレスは、メタマスクからコピペしてください。
送金する数量(金額)を入力し、2段階認証をすれば送金完了です。
さらに詳しくは、「メタマスクへETHを送金する方法」にて画像つきで解説しています。
手順6:OpenSeaにアカウントを作る
NFTを売るために、NFT売り場であるOpenSeaで出品していきます。
OpenSeaのアカウント作成するのは、メタマスクをつなぐだけです。
メニューからウォレットを接続してください。
さらに詳しくは、「OpenSeaの使い方・始め方」で解説しています。
手順7:OpenSeaでNFTを売る
いよいよオリジナルNFTを売っていきます。 NFTにする作品を用意しましょう。 音楽NFTを作る場合は、音楽ファイルとジャケット画像からMP4の音楽つき動画を用意します。
- 画像
-
JPG, PNG, GIF, SVG
- 動画
-
MP4
コレクションを作成する
まずはコレクションを作ります。 NFTはコレクションごとに表示されるからです。 音楽NFTの例だと、アルバム(コレクション)の中に、曲(音楽NFT)が入ってるイメージです。
スマホの場合はメタマスクのブラウザからOpenSeaを開きます。
↓コピペして下さい。
メニューから「Create」をタップします。
パソコンの場合はOpenSeaを開き、「Create」をクリック。
メタマスクが立ち上がったら承認します。
今回は、個人クリエイターが1体ずつNFTを作る方法で解説します。
「Mint an NFT」をクリックし、メタマスクで承認。
- 1度に100体以上のコレクションを作る人向け
- 優先購入権(AL)が管理できる
- 販売(ミント)サイトが作れる
- リビール(途中で画像を変更)できる
※リビールはコチラで解説 - OpenSeaに対して10%の手数料がかかる
- 1体ずつ販売する個人クリエイター向け
- 同じNFTを複数つくることができる
「Create a new collection」をクリック。
コレクションのアイコンにする画像をアップロードします。 ※350×350 JPG, PNG, SVG, GIF ※あとから変更可能
Contract nameにはコレクションの名前、Token symbolにはコレクション名を省略した文字列を入力します。 ※あとから変更不可 今回は、Contract nameを「Bandman and music NFT」 Token symbolを「BAMN(頭文字)」にしました。
NFTを発行するブロックチェーンを選びます。
Ethereum:ETHで売買。利用者多い。ガス代が高い
Polygon:POL(旧MATIC)で売買。利用者少ない。ガス代安い
試しに作る場合は、ガス代の安いPOL(旧MATIC)を使うのも一つの手です。
ガス代(手数料)が1円くらいで作れるので、金銭的負担が少なく済みます。
POL(旧MATIC)は裏技ですが、「無料でPOL(旧MATIC)を入手してメタマスクに送る方法」で手に入れることができるので利用してください。
今回はEthereumで作成します。
「Continue」をクリック。
コレクションをブロックチェーンに記録するためにガス代を払います。
今回は、0.001655ETH(407円)かかりました。
ガス代はブロックチェーンの混雑状況によって上下するので、高すぎる場合は少し時間をおいて安くなったタイミングで実行しましょう。
ガス代については、「NFT取引で使われるガス代とは」で詳しく解説しています。
コレクションができたので「Create an NFT」からNFTを作成していきます。
素材(データ)からNFTを作成する
NFTにするデータをアップロードします。
NFTの情報を入力します。
- Name
-
NFTの作品タイトル
- Supply
-
供給数
10にすると同じNFTが10体作られます - Discription
-
作品の説明
- External link
-
作品のwebサイトがあればURLを入力
Traitsは、作品に属性をつけることができます。
コレクション内の作品が増えた時に、属性で検索できるようになります。
すべて入力したら「Create」をクリック。
NFT作品として、ブロックチェーンに記録するためにガス代を払います。
今回は、0.001893ETH(465円)かかりました。
作品がNFTにすることができました!
MP4の場合、イメージが表示されなかったけど問題ナシ
「View item」でNFTを見てみましょう。
コレクションページを編集する
NFTを作成できたので、コレクションページを編集していきます。
※編集しなくてもNFTの販売はできます。
コレクション名をクリックしてください。
コレクションページの右側メニューから「Edit collection」をクリック。
「Name」と「URL」は、変更したい場合のみ修正します。 「Description」にコレクションの説明文を入力。
作品のカテゴリーを選びます。
・Art:アート
・Domain Names:ドメイン名
・Gaming:ゲーム
・Memberships:会員権
・Music:音楽
・PFPs:プロフィール画像
ブロックチェーンは、コレクションを作った時に選んだものになっています。 支払いに使う通貨を追加したい場合は、追加します。 ※追加せず、そのままでOKです。
作品の表示形式は、お好きなものを選択。 今回は「Coverd」を選びました。
ここは、そのままでOK。 センシティブ(ポルノなど)な作品の場合は、「Explicit & sensitive content」をオンにします。
Collaboratorsで、予備のウォレットや複数人で運営するためのウォレットを追加できます。
NFTはハッキングのリスクが常にあるので、個人で運営する場合でも予備のウォレットを追加しておきましょう
※万が一、ハッキング被害にあった時でもコレクションを継続するため
すべて入力したら「Save collection」で設定を保存します。
続いて「Graphics」を設定します。
Logo image:コレクションのアイコン(350×350)
Featured image:コレクションのアイキャッチ(600×400)
Banner image:コレクションのヘッダー(1400×350)
ヘッダーは、コレクションページのアイコンのバックに表示されます。
すべて入力したら「Save collection」で設定を保存します。
続いて「Earnings」を設定します。 Earningsはロイヤリティ(クリエイター手数料)のことで、NFTが転売されると売上の一部が還元される仕組みです。
「Add address」をクリック。
コレクションを作成したメタマスクのウォレットアドレスが入力されていますが、別ウォレットに変更も可能です。 10%以下で、設定します。
別ウォレットのアドレスはメタマスクからコピペできます。
複数ウォレットで分配する時は、Add addressでウォレットを追加します。
Total(合計)が10%以下になるように設定してください。
すべて入力したら「Save collection」で設定を保存します。
最後にLINKを設定します。
SNSやwebサイトなどを登録します。
※登録しなくてもOK。ただし、リンク先があった方が信頼度がアップします。
このコレクションは私のだよ!と証明できます
「connect」からX(Twitter)と連携してみます。
MetaMaskを選ぶとDetailsにとぶので、Linksを確認
X(Twitter)が連携されました。
同じように連携されるSNSと、webサイトを入力して「Save collection」で保存します。
NFTを販売(リスト)する
NFTの売り方は「固定価格」「オークション形式」の2種類。
- 固定価格:価格を決めて販売する方法
- オークション形式:買い手が価格を決め、最高額の人に売る、価格が上がっていく販売方法
販売するNFTをクリック。
「List for sale」をクリック。
固定価格で販売
固定価格の場合「Fixed Price」を選択
Starting price | 出品価格。トークンの種類、金額を入力 |
Duration | 販売期間。登録されているプリセットから選ぶ他、詳細なスケジュールを自分で決めることもできます |
値づけに関しては、「NFTの価格の決め方と販売戦略」を参考にしてください。
オークション形式で販売
オークション形式の場合「Sell to highest bidder」を選択
Starting price | 開始価格。購入者にも表示される最低出品価格 |
Duration | オークション期間。登録されているプリセットから選ぶ他、詳細なスケジュールを自分で決めることもできます |
全ての設定したら「Complete listing」をクリックします。
メタマスクで承認します。
出品完了です! SNSで宣伝するなど、マーケティングをしていきましょう。
まとめ:NFT(音楽NFT)の売り方・出品方法|OpenSea編
オリジナルNFTを販売するのは難しくありません。 メタマスクと口座開設が終わっていたら、2、3時間で販売開始することが可能です。 週末や祝日で時間が取れるときにチャレンジしてみてください!
NFTを買うのは、もっと簡単ですよ!