NFTはやめとけって聞いたけど、実際はどうなの?
そんな疑問にお答えします。
デジタルデータの所有者が分かる技術です。
技術なので、良いことにも悪いことにも利用することが可能です。
たとえば、包丁は料理で使うものだけど凶器にも使えるのと同じで、NFTも使い方によっては悪用することができます。
この記事では、使われ方で誤解を生んでいる「NFTはやめとけ」と言われる理由と、真に受けると損な理由を解説します。
- NFTはやめとけと言われる7つの理由
- 実際にNFTを買って分かった3つのこと
- やめとけを真に受けると損する3つの理由
この記事を読むことで、NFTをやめとけと言われている理由がわかった上で、真に受けると損をすることが理解できるようになります。 これからの社会で当たり前に使われていくNFT。 この記事が始めるキッカケになるかもしれません。
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
NFTはやめとけと言われる7つの理由
稼げることばかり取り上げられている
・NFTは稼げる
・無料でもらったNFTが○万円で売れた
と「NFTで稼げる」ことばかり聞くと、詐欺や不正をしてるように感じるのは自然な反応です。 発信者は注目を集めるために「稼げる」ことを前面に出しています。 「稼げる = 怪しい」とスルーするのは一つの手ですが、詳細な情報を調べてみることで違う側面が見えてくこともあります。 僕自身、実際にNFTで1ヶ月で66万円を稼いだ経験があるので、参考にしてみてください。
ただの画像なのに高額で取引されている
・X(Twitter)創始者の最初のツイートが3億円で落札
・小学生の描いたドット絵に380万円の価値
など、NFTが高額で取引されているニュースを目にしたことがあるのでは。 稼げることが前面に出ていると「怪しく」感じるのは自然なことです。 ただし、高額な価格がつくのは「欲しい人がいるから」です。
約3億円の取引!? ラッパーのポスト・マローンが世界で1枚のマジック・ザ・ギャザリングカードを買い取る
引用元:GIZMODO
NFTではなくても、トレーディングカードに3億円の価値がつく例もあります。 ちなみに、
・ジャックドーシーの「世界初ツイート」価格は、約1万ドル(約150万円)に暴落
・小学生のドット絵NFTコレクションの最安価格は0.1ETH(約30,000円)
※2024年1月時点
と、価格が下がっています。
需要と供給の関係で、高い価格で欲しい人がいないと価格は下がるということです。
よく知らないから否定的
たとえば、2008年に発売された初代iPhoneに対する当時の感想を見ると
- これは何をするための道具なの?
- どれもイラネー機能ばっかだよ
- これを持つメリットが感じられない
- 今さわってみたけどデカすぎ
と、否定的なものばかり。
裏づけがない噂レベルの言葉に惑わされないようにしましょう。
価格が不安定
自分の持っているNFTが購入時より価格が下がっている人が「やめておけ」というケース。
損をしないためには情報収集が必要です。 株と同じように、適当に選んで買うと損する可能性が高くなります。 たとえば、「フリーミント」と呼ばれる無料でもらえるNFTなら、お金を払っていないので損する可能性がゼロです。 NFTは価格面で損をすることも、得をすることもあることは把握しておきましょう。
仮想通貨に否定的
NFTは仮想通貨で売買されます。 そのため仮想通貨自体に否定的な人は、「やめとけ」と考えるでしょう。 仮想通貨は価格変動が激しいため、大損する場合はあります。 「大損して人生オワタ」の例を過去に見たことがあるのでは。 ただし、「人生オワタ」の人は
・レバリッジ(自分のお金以上で取引)で借金をつくった
・大儲けしたけど支払う税金を残していない
など、その人自身に問題があったケースがほとんどです。 NFTに関して言えば、購入した金額以上に損をすることはないし、日本円で買えるケースが増えています。 イメージだけで否定的になるのはもったいないですよ。
NFTの盗難・詐欺被害が多い
NFTの詐欺や盗難の被害が多いのは事実です。 せっかく手に入れたNFTが盗まれた人が「やめとけ」と言うのは理解できます。
- DMで詐欺サイトに誘導
- Googleの検索結果が詐欺サイト
- NFTコレクション運営がお金を持って逃げる
など、次から次へと新しい手口が生まれています。 詐欺に引っかからないためには、手口を知って自分で防御力を上げることが有効です。 NFTは詐欺被害が多いことを理解し、自分で守る手段を身につけましょう。
法整備が整ってなく税金の計算が大変
NFTは新しい技術のため、まだ法整備が追いついていません。
そのため、税金計算も大変です。
仮想通貨を買った時点の価格から、NFT購入時の仮想通貨の価格を計算して…
正直、面倒です
有料ツールを導入すれば簡単に税金計算ができるので、導入するのが一つの解決策です。
・CRYPTACT(クリプタクト/pafin):取引量が年間300件:¥6,600/年
・TAX-C:取引件数が年間100件まで無料、300件まで:¥19,800/年
・NFT損益わかるくん:web3エンジニアむなかた氏のパスポートNFT所有で利用可
NFTを実際に買ってみて分かった3つのこと
自分のモノだ!という感覚
ぼくが、はじめて買ったNFTはCNP(CryptoNinja Partners)でした。
NFTのことをあまり分かってない時に、200円くらいで買えるなら買ってみようと行動しました。
結果的には優先購入権を持っていなかったので200円では買えず、2次流通で3,000円くらいで手に入れることに成功。
と言われる感覚を、はじめて理解しました。
「コレが世界でただ一つの自分のモノなんだ」とニヤニヤして、みんなに見せびらかしたい感覚に。 うれしさの理由の一つは、購入までの面倒なハードルを超えたからと考えています。
仮想通貨もweb用の財布もはじめてだったので、緊張しながらの購入。
実際にやってみると、新しいことにワクワクしながらの楽しい経験になりました。
コミュニティで仲間意識を感じられた
NFTコレクションはDiscordコミュニティがある場合が多いです。 CNPには日本最大級のNFTコミュニティ「NinjaDAO」があります。 同じNFTコレクションを持っている人が集まっているため、親近感がわきます。
コミュニティ自体はNFTを持っていなくても入れますが、NFTを買った後だと当事者意識が芽生えました。 何となく参加しているより、自分ごととして関わった方が楽しいのは言うまでもありません。
価格が上がると嬉しい
NFTは価格をつけて売ることができます。 はじめて買ったCNPの人気は驚くほど値上がりしました。 最初の販売価格は0.001ETHですが、3ETHを超えた時期も。 個人的には売る気はないですが、それでも3,000円で買ったNFTの価値が60万円になっていた時はうれしいものです。 NFTは応援して価値を上げると、自分も得をすることを知ることができました。 「推し活」が金銭面で返ってくるって、NFT以外ではないのでは。
「やめておけ」を真に受けると損する3つの理由
新しい技術を体験できる
国内NFTホルダー数推定 (PFP系)
— 全力まん NFT (@zenryoku_eth) April 8, 2023
✅約17,000人 (先月と変わらず)
国内PFP系ジェネラティブ50コレクションから全Walletを抽出。Walletの重複を削除し、重複なしWallet数(38,140wallet)を算出。重複なしWallet数から1人 2.2 walletとして人数を計算 pic.twitter.com/beGs4H4h56
NFTは日本で買ったことある人が、約17,000人と言われています(2024年1月時点) 日本の人口の0.0014%、1万人にたった1.4人しかいません。 最先端の技術であるNFTをわずか1,500円くらいで体験でき、さらに日本の中で0.0014%の存在になれる。 正直、経験するだけならしておいた方がイイですよね。
コミュニティの楽しさ・重要さが分かる
そんな例を知っていませんか?
人間ってめちゃくちゃコミュニティに影響される生き物なんです。
そして今はコミュニティの重要性が叫ばれる時代。
自分がどのコミュニティに入るかを決めることができます。
最先端のNFTを面白がっている人たちが集まるコミュニティに参加すると
・いろんなスキルを持った人と出会える
・圧倒的なスピード感で物事が進む
・軽率にチャレンジする人がたくさん
など、刺激がもらえることが多々あります。 入るのも去るのも自由なので、NFTコミュニティを体験してみる価値はあります。 自分に合わなければ、そっと抜ければいいだけ。 心地よいコミュニティを見つけて、参加してみましょう。
大企業が参入していて成長する市場
NFT市場には、大企業が続々と参入しています。
ナイキ、アディダス、スターバックス、スクエニ、ソフトバンク、コナミ、楽天、LINEなど、あげたらキリがないほど、誰もが知っている企業がNFTをはじめています。
「やめとけ」の言葉で本当にやめていたらどうなるでしょう?
世界調査レポートでは、2027年にはNFT市場は2兆円に拡大すると予想しています。 成長産業に見向きもしないのは、もったいないですね。
まとめ:NFTはやめとけと言われる理由と、真に受けると損する訳
NFTは新しい技術のため、まだよく分からないことも多く怪しいものだと感じる人がいるのは事実です。 ただ、「知らないからスルーしよう」ではもったいないことも確か。
新しいことにチャレンジするのは面倒だけど、その先には楽しさが待っています。 たった1,500円くらいで始められるNFT、挑戦してみては?