自分で撮った写真をNFTで販売して稼ぎたい
写真をNFTにするやり方を知りたい
そんな悩みにお答えします。 写真を販売する方法として、以下の方法が一般的でした。
・ダウンロード型販売サイトで売る
・ストックフォトサービスで売る
・ココナラなどで写真のスキルを売る
・ネットショップを開設して売る
この記事では、自分の作品をNFTにして、日本だけでなく世界に向けたマーケットで販売する方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
- 写真家のためのNFTの基本
- 写真NFTのメリット・デメリット
- NFT写真の成功事例5選
- NFT写真の始め方
- NFT写真を売るための11のコツ
- 始める時の注意点
- NFT写真に関するQ&A
この記事を読むことで、あなたのクリエイティブな作品を、NFTにして世界中に届ける方法がわかります。 新しい収入源をつくり出してみましょう。 NFT取引で必要な仮想通貨ETHの購入は、手数料で損をしないように注意!
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
写真家のためのNFTの基本
インターネット上に写真を載せると簡単にコピーができてしまう中、オリジナルとコピーしたものが区別できると注目されています。 一眼レフで撮影した写真やスマホで撮った写真を、デジタル画像として簡単にNFTにすることが可能です。 こうした手軽さから、NFTと写真の相性は良いんです。
NFT写真5つのメリット
世界で唯一である証明ができる
NFTにした写真には所有者データがひもづいています。 画像自体のコピーはできますが、ブロックチェーンに記録されている所有者データはコピーができません。 著作権侵害が問題視される中、偽物と区別できる技術はメリットの一つです。
写真があればすぐに始められる
素材がある状態なので、やろうと思ったらすぐに始められます。 フィルムカメラで撮影している場合は、スキャナーで取り込んでデジタル化する必要はありますが、それだけの手間です。
世界中の人に販売できる
NFTの市場はグローバルです。 世界共通の通貨である仮想通貨で売買するので、日本だけでなく世界中の誰でも購入することができます。
新たな収入源になる可能性
一般人が、写真NFTで1億円以上を売り上げる例もでています。 インドネシアの普通の学生が5年間の自撮り写真をNFTにして、404ETH(約1億2,000万円:2023年11月のレート)を売上げました。 もちろんバズって面白がられて売れていったという経緯はありますが、写真NFTが収入源になる可能性を感じさせる例の一つです。
あらたに2億7千万円を稼ぐ
22年に自撮りNFTでームを起こしたインドネシアのゴザリ青年、ERC-404形での展開でふたたび成功 @Ghozali_Ghozalu
— miin l NFT情報コレクター⚡ (@NftPinuts) March 28, 2024
⚡️ERC-404はFTとNFT両方の性質を併せもつ
⚡️BASEでミームコイン&NFT $GHZLI を販売
⚡️プレセールには527ETHが集まった
ゴザリ氏はweb3ベンチャーを立ち上げ活動していくと発表した pic.twitter.com/3mLTnbjz4f
自撮りNFTで大成功したゴザリ氏。
あらたにミームコイン&NFTを発行し、527ETH(約2億7,000万円:2024年4月レート)を稼いでいます。
す、すごい…
NFT転売時に報酬が還元される
NFTには、一次販売だけでなく二次流通時でも売上の一部が還元される仕組みがあります。 例えば、本が売れた時は作者に印税が支払われますが、ブックオフなど古本屋に売った時には作者への還元はありません。 NFTでは、転売の時もクリエイターに還元されるんです。 ただし、ロイヤリティーの仕組みはNFT売り場であるマーケットプレイスが設定しています。 「ヤフオクに出品されたらロイヤリティはもらえないけど、メルカリではもらえた」みたいに、マーケットプレイスによって異なります。 マーケットプレイスでもタイミングによってロイヤリティの仕組みを変更するので、確認が必要です。
2021年まで:
クリエイター自身がロイヤリティを10%まで設定
2022年11月:
OpenSeaのコードをつかえば10%までもらえ、それ以外は0.5%に固定
2024年4月:
売り手がロイヤリティを支払うか選択制に。実質的にロイヤリティの撤廃
NFT写真のデメリット
NFT写真のデメリットをあげるとすると、以下の1つです。
仮想通貨を扱う必要がある
NFTはブロックチェーンの技術をつかうため、ブロックチェーンの通貨である仮想通貨で取引します。 日本円で決済できるマーケットプレイスもありますが、買い手が多いのはETH(イーサ)で取引されるNFTです。
仮想通貨に不慣れな人も多いことが、写真NFTのデメリットになります。
NFT写真の成功事例5選
Justin Aversano氏のTwin Flames
L.A.在住の写真家Justin Aversano氏の「Twin Flames」は、世界的な投資家やコレクターが購入している人気の写真NFTコレクションです。 3億円以上で取引されたこともあるこのコレクションは、自身が胎内にいる時に亡くした双子の兄弟に敬意を込めて撮影された双子をテーマにしたNFTコレクションで、そのストーリー性も評価されています。
Cath Simard氏のNFTs
写真家Cath Simard氏はインスタグラムにアップした写真が人気となり、無断で営利目的に使用されるケースが多かったためにNFT化します。 違法な営利使用に対する問題提起としてNFTとして販売した後は、誰でもダウンロードをして自由に使えるようにしました。 FREE HAWAII PHOTOは100ETHで売却されたので、高画質な写真データのダウンロードを解放しています。
RK(小菅亮輔)氏
世界的に有名なフォトグラファーRK(小菅亮輔)氏の写真NFT。
作品「Everyday Life in Taiwan」は、15ETH(約500万円:2021年11月レート)で売れています。
広瀬すず限定プロマイドNFT
プロの写真家だけでなく、芸能人・有名人が写真NFTを販売する例が増えています。 広瀬すずさんの10周年記念写真集の初回販売本に、限定NFTが購入できる抽選券が封入されていました。 NFTによって数量が限定され、その所有者が分かるということでファンの話題を呼び、即日完売しています。
毎日の昼食の自撮り写真
写真家や有名人の事例だけでなく、一般人の例を紹介します。
いただきますマン(@itadakimasu_man)氏は毎日食べている昼食の自撮りをして、その写真をNFTとして販売。 2024年1月時点で総取引高が22ETH(約700万円:2024年1月レート)になっています。 インドネシアの学生の自撮り写真NFTが1億円以上売れているのには及びませんが、継続したことの価値とオモシロがられる要素が合うことで成功している例です。
NFT写真の始め方・販売方法
写真をNFTにすることは簡単にできます。
NFTマーケットプレイスに写真データをアップし、価格をつけていく流れです。
順番に解説していきます。
無料で口座開設をする
GMOコイン
送金するたびに2,500円以上の手数料がかからず、損をしないですみます。
GMOコインをすすめる理由は4つ。
GMOコイン
メールアドレスを入力し、届いたメールからパスワードを設定します。 ・2段階認証 ・個人情報を入力 とすすめ、
本人確認は、スマホで撮影して審査にすすみます。 後日、はがきが届けば完了です。
日本円を両替する
口座開設が完了したら、両替するために日本円を入金します。
メニューから「入出金 日本円」を選びます。 振込先の銀行口座が表示されるので、その口座に入金してください。
日本円を入金したらETH(イーサ)と両替です。 安く買うために、「取引所 現物取引」を利用します。
「成行」で「買」を選び、取引数量を入力して購入します。 NFTを出品するために、3,000円〜1万円くらい購入してみましょう。 1ETH=50万円の時、1万円は0.02ETHです。
仮想通貨の財布を作る
NFTを買うお金であるETHを買ったので、お金を入れるための財布(メタマスク)を作ります。
財布(メタマスク)を公式サイト からインストールします。
「ウォレット作成」をクリックし、パスワードを入力します。
「シークレットリカバリーフレーズ」をメモして、入力確認すると設定完了。
財布にお金を入れる
銀行にお金を入れたままだと買い物ができないので、財布(メタマスク)にお金(ETH)を移動します。
スマホは左上メニューをひらいて「入出金 暗号資産」をタップ。 アプリは「預入/送付」をタップします。
送り先のアドレスは、メタマスクからコピペしてください。
>>>GMOコインからメタマスクに送金する詳しい解説はコチラ
NFT売り場で販売する
世界的に人気のNFTマーケットプレイス「OpenSea」を利用します。
メタマスクのブラウザからOpenSeaをひらき、ログインで接続します。
コピペしてください↓
パソコンの場合は、メタマスクが入っているブラウザでOpenSeaをひらきます。
>>>さらに詳しいOpenSeaのアカウント作成方法はコチラ
メニューから「Create」をタップします。
「Create an NFT」をクリックし、メタマスクで承認。
出てくる指示どおり、写真NFTのコレクションをつくり、写真データをアップするとNFTとして出品できます。
NFT写真を売るための11のコツ
- 人気・不人気コレクションを研究する
- コレクションにストーリーをつける
- 作品全体に統一感を出す
- ターゲットを決める
- コミュニティに所属する
- SNSを活用する
- 特典はあった方がよい
- ETHで出品する
- Giveawayをする
- 人気を演出
- コラボ企画、ファンアート
ただ作品を販売するだけではNFTは売れません。 自分の作品を多くの人に見てもらい、認知を広げて販売していきましょう
NFT写真を始める時の注意点
法律に違反しない
特定の建物や人物、キャラクターなど、無断で撮影してNFT化して販売すると著作権や肖像権の問題が生じる可能性があります。 新しい技術であるNFT自体の法整備は整っていない状況ですが、現行の法律は適用されるので注意しましょう。
NFTにすれば売れるわけではない
写真をNFT化するのは簡単ですが、実際に売れるかどうかは別問題です。 NFTを売るための11のコツを参考にしながら、マーケティングを実践していきましょう。
NFT写真に関するQ&A
NFT写真の価格設定はどうする?
写真NFTは自分で価格を決めることになるので、悩みますね。
適正価格を見極めるのは難しいので、以下の方法で試してみてはどうでしょうか。
・目標金額から逆算して価格を決める
・とにかく出品して反応を見る
・安く売って実績をつくる
売れなかったらなぜ売れなかったかを考えて改善していけるから、まずは売ってみることが大事です。
NFT写真の販売手数料は?
写真をNFTとして出品するまで時にかかる費用は
- 銀行から仮想通貨取引所の振込手数料
- 仮想通貨取引所からメタマスクの送金手数料
- NFT発行にかかるガス代
- 売れた時に発生する販売手数料
の4つがあります。 実際に出品してみた時の価格は1,072円かかりました。 コチラの記事 で解説しています。
送金手数料が無料のGMOコイン
あとは実際に売れた時に、販売手数料が発生します。 OpenSeaだと2.5%。 10,000円で売れたら250円です。
スマホ撮影でもNFTにできる?
問題なくNFTにできます。
デジタルデータなら何でもNFTとして販売することが可能です。
NFTが売れた時の確認方法は?
マーケットプレイスによって違ってきますが、OpenSeaの場合はアカウントにメールアドレスを登録しておくと、NFTが売れた時にお知らせメールが届きます。
NFTを買いたいとDMがきた
詐欺なので無視してください。
出品している作品を買ってもらえばイイだけですが
手数料がもったいないから直接買いたい
OpenSeaが利用できないから、違うとこで売買したい
など、あの手この手で騙そうとしてきます。 DMは一番多い詐欺手口の一つ。 自分の資産は、しっかりと自己防衛しましょう。
まとめ:写真をNFT化して販売する方法・売るためのコツ
あなたのカメラに収められた1枚の写真が、NFTの世界でどう生まれ変わるのか。 写真をNFT化して販売する手順を、初心者にもわかりやすく解説しました。
あなたの作品が、世界中のコレクターの目に留まるように、まずは始めてみましょう!