ウォレットを分けろ!って言うけど、やり方を教えてほしい
ハッキング怖いから対策したい
そんな悩みにお答えします。
この記事では、複数アカウントにすべき理由と作成までの手順を初心者の方にもわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、セキュリティレベルが上がり、安心してNFT・仮想通貨の取引が楽しめるようになります。
100%詐欺にあわないようにするのは無理です。
今やらないと危険ですよ。
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
メタマスクで複数アカウントが必要な3つの理由
メタマスクで複数アカウントをつくるべき理由は、以下の3つがあげられます。
詐欺被害にあう確率が高い
まず、メタマスクは「ハッキングされることを前提」に管理しましょう。
NFTトランスファーの
— ONIちゃん👹連携していく〜👹 (@oni_cyan_nft) February 23, 2023
詐欺にあいました。
経緯だけ手短に。
👹ウォレットを繋いだのは自己責任です。
【0n1Forceの新しい取り組み?
公式だと思って、仕事の合間に繋いだのが原因です。】
STARTは一切関係ありません。
なぜなら「えっ、あの人が!?」とNFTプロジェクトを運営をしている慣れた人でも被害にあっているからです。
詐欺被害の報告を他人ごととして考えていませんか?
被害にあった人は、「詐欺が多いことは知っていたけど、頭のどこかで自分は大丈夫と思っていた…」と口々に言っています。
ハッキングを100%回避することは不可能です。
「自分もハッキングされるんだ」という意識をもちましょう。
詐欺の事例を知っておくことで、被害にあう確率を下げることができます。
「メタマスクのハッキング事例と対策 」には目を通しておきましょう。
被害を最小限におさえるため
メタマスクを複数つくり、お金やNFTが少ししか入っていなければ被害は小さくて済みます。
アカウント1つしか持っていないのは、金庫を持ち歩いて買い物をしているようなもの。
「小銭が入っただけの財布」を準備すればいいんです。
プライバシーを守るため
メタマスクをはじめとするweb3ウォレットは、世界中に公開されています。
たとえば、Etherscanでは、イーサリアムで行われたすべての取引履歴を見ることができます。
ただし、ウォレットは公開はされていても、SNSなどを紐づけなければ誰のものかは特定できません。
大事な資産を入れているウォレットは、ひっそり秘密に保管しておきましょう。
イーサスキャンについては、「Etherscanの使い方」で詳しく解説しています。
複数アカウント(ウォレット)の運用方法
NFTの世界は楽しいですが、セキュリティに気をつけなければいけません。
そこで、あなたの資産を守るための3つの運用方法を紹介します。
- アカウントは3つのアカウントで使い分ける
- メタマスク内に複数ウォレットつくらない
- セキュリティが高いBraveブラウザをつかう
メタマスクを3つのアカウントで運用
メタマスクは3つに分けてつかうと、安全性が高まります。
購入用:購入するだけの最小限の資金で運用(被害にあってもOK)
メイン:信頼できるサイトだけに接続。主な資金とNFTを保管
保管用:大切なNFTを安全に保管
NFTを買う時は「購入用」アカウントをつかい、その後に「保管用」に移しておくのがオススメです。
もしも「購入用」アカウントで詐欺に引っかかっても、被害を最小限に抑えられます。
より詳しい運用方法は、「NFT・仮想通貨を守るメタマスク運用方法」を参考にしてください。
メタマスク内の複数ウォレットはNG
メタマスク内で「アカウントを作成」はオススメしません。
なぜなら、「シークレットリカバリーフレーズ」が同じだからです。
シークレットリカバリーフレーズを金庫とすると、金庫の中にアカウントを作っている状態です。
セキュリティを高めるためには、それぞれ独立したウォレットをつくる必要があるということです。
セキュリティレベルの高いBraveをつかう
第三者機関である「ダブリン大学トリニティ・カレッジ(アイルランド最古の国立大学)」の調査で、ChromeやFirefox、Safariなどと比べ「最もプライバシーが確保されたブラウザ」に選ばれています。
Brave Browserは初期設定ではIPアドレスの追跡をさせるような識別子は確認できず、バックエンドサーバと訪れたWebページの詳細を共有することもなかった。Chrome,Firefox,Safariではバックエンドサーバとページの詳細を共有していた。引用元:Web Browser Privacy
広告ブロック機能とともに、マルウェアなどの有害プログラムをブロックする機能も搭載されています。
例えばGoogle Chromeで「ビットコイン」と検索すると、「広告」が多数表示されます。
Braveの場合、「広告」が表示されません。
Google検索の上位に表示される「広告」から偽サイトに誘導されるケースもよく見られます。
たとえば、「メタマスク」で検索したときに出てくる広告の中には「偽アプリ」をダウンロードさせようとするものがあります。
- 広告が表示されない(YouTubeも!)
- セキュリティレベルが高い
- 表示速度が高速
- 他ブラウザからの移行が簡単
- つかうだけで仮想通貨がもらえる
Braveを使えば、そのような詐欺を避けて、快適にNFTの世界を楽しめます。
しかも無料でつかえるので、試さない手はありません。
Braveについては、「Braveブラウザとは?特徴とメリット・デメリットを解説」で詳しく解説しているので参考にしてください。
メタマスクで複数アカウントつくる3ステップ
メタマスクを複数アカウントつくる手順は3ステップ
- Braveブラウザをインストール
- プロフィールを追加
- それぞれにメタマスクをインストール
Braveブラウザをインストールする
Braveブラウザの公式ページ からダウンロードし、インストールします。
Braveでプロフィールを追加する
上メニューのプロフィールから「プロフィールを追加」をクリック。
プロフィール名をつけて「完了」
それぞれにインストールする
プロフィールの切り替えは、右上からできます。
プロフィールごとにメタマスクをインストールしていきます。
メタマスク公式サイト からダウンロードします。
「Chromeに追加」をクリック。
※BraveはChromeと互換性があるので、Chromeの拡張機能がそのままつかえます。
さらに詳しくは、「メタマスクの導入手順」を参考にしてください。
ChromeでつくったメタマスクをBraveで使う方法
ChromeでつくったメタマスクをBraveでも使うには「シークレットリカバリーフレーズ」が必要です。
メタマスクから「シークレットリカバリーフレーズ」を確認するには
メタマスクの設定から、セキュリティとプライバシーをクリック。
シークレットリカバリーフレーズをメモします。
メタマスクをインストールする時に「秘密のリカバリーフレーズを使用してインポートします」をクリックし、入力すれば完了です。
さらに詳しくは、「メタマスクの復元方法を3ステップで解説」を参考にしてください。
スマホのメタマスクに複数アカウントをつくる方法
新しいウォレットに、別アカウントを追加します。
スマホアプリをインストールする
- シークレットリカバリーフレーズをメモってウォレット削除
- 新しいウォレット作成し、インポートする
まずは、メタマスクのアプリをインストール。
「新規ウォレットを作成」を選び、パスワードの設定をしてすすめます。 「秘密のリカバリーフレーズ」をしっかり紙にメモって、設定を完了させます。
失くしてしまうと、ウォレットの中身が取り出せなくなります。
インポートするために秘密鍵をコピー
つづいて、ウォレットの秘密鍵をコピーします。
設定から、「セキュリティとプライバシー」をタップ。
「秘密鍵を表示」から、パスワードを入力して、次へ。
「長押しして秘密鍵を表示」で、秘密鍵をコピーしてください。
この後、スマホのみで作業する場合、一旦ウォレットを削除します。
メタマスクを一旦削除する
設定→セキュリティとプライバシーをひらきます。
下にスクロールし、「ウォレット削除」をタップ。 「理解したうえで続けます」をタップ。
「秘密のリカバリーフレーズ(シークレットリカバリーフレーズ)」をメモってますか?
あとで使うので大切に保管してから進めてください!
「ウォレットを削除」をタップすると、削除完了です。
新たにメタマスクアカウントを作る
「新規ウォレットを作成」で、新たにウォレットをつくりましょう。
削除したアカウントをインポートする
新しくつくったウォレットに、一旦削除したアカウントを「秘密鍵」でインポートします。
▼をタップし、「アカウントのインポート」をタップ。
秘密鍵を入力して、インポートします。
「インポートされました」と表示されます。
メタマスクで複数アカウント作成の注意点
ウォレット内に複数アカウントを作らないこと!
金庫の中にたくさん財布をつくったとしても、金庫の鍵が盗まれたらすべての財布が被害にあいます。
金庫自体を複数分けておけば、1つの金庫が被害にあっても他の金庫は無事で、被害が最小限に抑えられます。
メタマスクの複数アカウントQ&A
メタマスクの複数アカウントに関する、よくある質問にお答えします。
スマホの機種変の時はどうすればいい?
シークレットリカバリーフレーズをつかって、新しいスマホにメタマスクを復元すればOKです。
詳しいやり方は、「メタマスクの移行はどうする?機種変の際の注意点」を参考にしてください。
シークレットリカバリーフレーズの確認方法は?
設定 → セキュリティとプライバシー、から確認できます。
さらに詳しくは、「メタマスクのシードフレーズを確認する方法」を参考にしてください。
詐欺にあったらどうすればいい?
詐欺の状況によって、対応が変わってきます。
「NFT詐欺被害の対応マニュアル|メタマスクのハッキング対応」を読んで、早めに対応してください。
まずは、心を落ち着かせて、これ以上被害が広がらないようにしましょう。
まとめ:メタマスク(MetaMask)で複数アカウント(ウォレット)をつくる方法
メタマスクで複数アカウントをつくるべき理由は3つ
複数アカウントのつくり方は
・Braveブラウザでプロフィールを作成
・それぞれにメタマスクを導入
・スマホの場合は一旦削除してからインポート
ぶっそうですが、詐欺やハッキングが絶えないweb3の世界。
被害に遭わないようにするには、自己防御力を上げるしかありません。
後悔してからでは遅いので、今すぐウォレットをつくりましょう!
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