手持ちのETHを増やしたい
ステーキングのリスクを教えてほしい
そんな疑問にお答えします。
ステーキングは、簡単に言うと銀行の利息のようなものです。
そして報酬は変動しますが、3%ぐらいもらえます。
銀行だったら0.2%…
メタマスクのステーキングは、仮想通貨を預けるだけで簡単に報酬が得られますが、その一方でリスクも存在します。
この記事では、メタマスクでステーキングする手順をはじめ、ステーキングのリスク、さらに報酬が高いサービスの紹介までしていきます。
この記事を読むことで、ステーキングの基本知識とリスクを把握することができます。
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メタマスクでステーキングする手順
メタマスクでステーキングする手順を、スマホ画面で紹介します。
PCも同じ操作でできます。
「Portfolio」をひらき、メニューをタップします。
「Stake(ステーキング)」から、「Liqid staking」を選びます。
※MetaMask Validatorsは、32ETH以上持っていないとステーキングできません。
報酬の大きい「Lido Staked ETH」を選び、「Stake」をタップします。
LidoとRocket Poolの違いは、Q&Aで解説
ステーキングする金額(数量)を入力して「Connect wallet」をタップし、接続します。
「Review」で確認したら「Confirm」をタップします。
メタマスクで確認・承認すればステーキング完了です!
ブロックチェーンに記録するためのガス代(手数料)が発生します。
ステーキングの基礎知識
仮想通貨のステーキングは、自分の持っている仮想通貨を特定の仕組みに「預ける(参加する)」ことで、その見返りに報酬を得るシステムです。
簡単に言えば、銀行にお金を預けて利息をもらうのと似ています。
ステーキングサービスは、ユーザーから預かった仮想通貨を以下のように運用します。
- 仮想通貨の貸し出しによる利息収入
- 集めた仮想通貨でバリデーターと呼ばれるネットワークの運営に参加し、ネットワークから報酬を得る
このような運用で得た報酬の一部を、預けたユーザーに還元する仕組みです。
つまり、ステーキングに参加することで、自分の仮想通貨を増やすことが可能になります。
初心者でも、少額で始めればリスクを抑えつつ、仮想通貨の運用ができます。
メタマスクのステーキングのリスク
価格変動のリスク
この価格変動リスクは、ステーキングをしてる場合でも同じように存在します。
つまり、ステーキングによって得られる報酬はあっても、仮想通貨自体の価格が下落してしまうと結果的に損失になるということです。
ステーキングをする前に、価格変動リスクは理解しておきましょう。
長期的な価格の上昇を見込めるかを検討する必要がありますね。
預け先のハッキングリスク
ステーキングをする時の大きなリスクの1つが、預け先のプラットフォームがハッキングされるリスクです。
2024年5月31日(金)13時26分頃に、当社ウォレットからビットコイン(BTC)の不正流出を検知しました。
引用元:DMMビットコイン
ステーキングではありませんが、国内の大手取引所「DMMビットコイン」で約480億円分のビットコインが不正流出した事件も記憶に新しいことでしょう。
このようにハッキングリスクは避けられないので、信頼性の高いプラットフォームを選ぶことが重要です。
ちなみに、DMMビットコインの場合は全額保証されていましたが、すべてのプラットフォームで保証されるとは限りません。
引き出し制限のリスク
ステーキングは、自分の仮想通貨の一部をプラットフォームに預けます。
その預けた仮想通貨については、プラットフォームの仕組みにより、一定期間は自由に引き出せなくなる可能性があります。
そのため、ステーキングに回す仮想通貨は、日常で使う資産とは別の余剰資金で運用することが大事になります。
バグ・セキュリティ上の欠陥リスク
ステーキングするプラットフォームでは、そのソフトウェアにバグやセキュリティの欠陥があるリスクが考えられます。
プログラミングの世界ではソフトウェアにバグがあるのは避けられないものの、重大なバグが発生した場合、資金の安全性に直接影響を与えます。
ステーキングをする時は、プラットフォームの信頼性とセキュリティ対策をしっかり確認することが重要です。
メタマスクのステーキングのメリット
メタマスクから直接ステーキング可能
メタマスクさえあれば、追加のアプリやサービスを利用せずに直接ステーキングできます。
誰でも簡単にステーキングを始めることができるのは、大きなメリットです。
外部サイトに接続する必要がない
メタマスクのステーキング機能は、外部のサイトに接続する必要がありません。
通常のステーキングは、プラットフォームに接続した上で利用します。
しかしメタマスクでは、ウォレット内の操作で完結。
厳密に言えば、メタマスク内で外部サービスを利用していますが、ユーザー体験としては完全にメタマスクのサービスであるかのように利用できます。
外部サイトへの接続が不要なのは、簡単に操作できプライバシーの観点からも安心できるメリットです。
少額で始められる
たとえば、ステーキングサービスを提供しているPBRレンディングでは、ETHの最低ステーキング数量は0.1ETH(約5万円)です。
一方、メタマスクで利用できるステーキングサービスLidoは1円から、Rocket Poolは0.01ETH(約5,000円)から始められます。
初めてステーキングしてみる方にとって、少額から始められるのは大きなメリットです。
報酬が高いレンディングサービス
メタマスクのステーキングは、メタマスク内で外部サービスを利用する仕組みです。
外部サービスを利用するのであれば、より報酬が高いサービスがあります。
その一つが、PBRレンディング。
メタマスクのステーキング報酬が、2~5%に対して、PBRレンディングは10~12%の報酬が発生します。
対応通貨はビットコインやイーサだけでなく、以下の6種類。
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- ADA(エイダ)
- XRP(リップル)
- USDT(テザー)
- USDC(ユーエスディーコイン)
最低貸し出し枚数(金額)は、レギュラープランで
- BTC:0.01 BTC
- ETH:0.1 ETH
- ADA:500 ADA
- XRP:500 XRP
- USDT:300 USDT
- USDC:300 USDC
からできます。
PBRレンディングのよいところは、
- 運用は1ヶ月から
- 更新料なし
- ロックアップなし
- 変換手数料なし
とユーザーにとって、利用しやすい仕組みで運用できる点です。
タンス預金のように、ただ保有しているコインがあるとしたら活用してみてはいかがでしょうか。
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メタマスクのステーキングでの注意点
ステーキング用のメタマスクで運用
特に、大金が入っているメタマスクでの運用は危険です。
メタマスクを安全につかうには
- 購入用
- メイン
- 保管用
と3つのウォレットに分けることをオススメしています。
ステーキングする場合は、さらにもう1つ「ステーキング用」としてメタマスクを追加作成すると万が一ハッキング被害にあってもリスクを最小限に抑えられます。
ウォレットを分けた運用方法については、「仮想通貨を守るメタマスク運用方法」で詳しく解説しているので、参考にしてください。
メタマスクへのアクセスを失う可能性
せっかくステーキングをして資産を増やそうとしていても、メタマスクにアクセスできなくなったら意味がありません。
メタマスクの設定→セキュリティとプライバシーからも確認できます。
詳しい確認方法は、「メタマスクのシードフレーズを確認する方法」をご覧ください。
フリーWi-Fiを使用しない
フリーWi-Fiを使用中にメタマスクを操作すると、通信データが漏洩する可能性があります。
サイト閲覧ぐらいなら問題ありませんが、ハッキング被害にあわないためにはフリーWi-Fiの使用は控えましょう。
どうしても使いたい場合は、セキュリティを高めるためにVPNサービス
フリーWi-Fiに関しては、「フリーWi-Fi使うならVPNでセキュリティ対策しよう」で詳しく解説しています。
リスク回避のために少額で始める
ステーキングは資産を失うリスクがあります。
慣れてコツを掴んできたら、金額を増やしたり、もっと報酬が高いPBRレンディングなど外部サービスの利用を検討してみましょう。
メタマスクのステーキングQ&A
LidoとRocket Poolの違いは何?
LidoとRocket Poolは、どちらも仮想通貨を預けて運用する仕組みを提供するサービスです。
いくつかの違いがありますが、特に運用する人の選び方が大きな違いとしてあげられます。
- Lidoは、信頼できる専門家を選んで運用
- Rocket Poolは、16ETH持っていれば誰でも参加可能
それぞれ異なるアプローチで運用を行っていますが、どちらも多くの人が安全に仮想通貨を使えるように工夫しています。
イーサリアム以外もステーキングは?
他の通貨をステーキングしたい場合は、外部サービスを利用しましょう。
PBRレンディングでは、
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- ADA(エイダ)
- XRP(リップル)
- USDT(テザー)
- USDC(ユーエスディーコイン)
上記6種類の通貨が、ステーキングできます。
メタマスクの使い方を教えてほしい
メタマスクの使い方については「初心者でもわかるメタマスクの使い方を徹底解説」で紹介しているので、参考にしてください。
まとめ:MetaMask(メタマスク)のステーキング手順とリスクを解説
メタマスクを使ったステーキングは、初心者でも簡単に始められる仮想通貨の運用方法です。
少額から始められ、外部サイトに接続する必要がありません。
簡単に資産が増やせる可能性がある一方、リスクもあるので、しっかり理解した上で始めてみましょう。