メタマスクを使う時に気をつけることを知りたい
詐欺が多いから注意点を教えてほしい
そんな疑問にお答えします!
メタマスクは、イーサリアムベースの仮想通貨やNFTが管理できるウォレットです。
主な特徴として以下の5つがあげられます。
- 無料で使用できる
- 仮想通貨・NFTが管理できる
- NFTマーケットプレイスなど、外部サービスとの連携
- ウォレット内で通貨の購入
- ウォレット内で通貨の交換(スワップ)
NFTを始めるためにメタマスクを導入した人も多いのでは。
ぼくもNFTを買うためにメタマスクを導入しました
この記事では、メタマスクを使う時に気をつけなければいけないことを解説します。
メタマスクを使う上の9つの注意点
この記事を読むことで、メタマスクを安全に使うことができるようになります。
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
MetaMask(メタマスク)使用時の9つの注意点
メタマスク使用時の注意点を解説します。
1:メタマスクは公式サイトからインストール
メタマスクは必ず公式サイト からインストールしてください。
Googleに広告費を払えば、誰でも上位表示ができます。 ツイッターや、よくわからないサイトに表示されたURLも危険です。 当サイトのリンクは安全ですが、それでも疑うぐらいの慎重さが必要です。
・会社のパソコンにもメタマスクを入れよう
・ 新しいスマホにインストールしよう
と、メタマスクを新たにインストールする場面は出てきます。 安全なリンク先としては、OpenSeaで「Connect wallet」をクリックすると、メタマスクの新規作成ができます。 世界最大のNFTマーケットプレイスのリンクなら安心できる、という理由です。 正しいURLからインストールすることを忘れないようにしましょう。
2:メタマスクのパソコン版は使えるブラウザが決まっている
メタマスクに対応しているブラウザは、以下の5つです(2024年7月時点)
ブラウザの拡張機能としてインストールできます。
オススメのブラウザはBrave。
広告がブロックされ、使うだけで仮想通貨がもらえる優れたブラウザです。
YouTubeやTVerのCMもカットされるので快適ですよ。
Braveについては、「Braveブラウザの使い方」を参考にしてください。
3:スマホ版メタマスクは1つのアプリでつかう
パソコン版では複数のメタマスクをインストールすることが可能ですが、スマホ版は1つのアプリしか使えません。 保管用・購入用とウォレットを分けたい場合は、
と手順を踏む必要があります。
さらに詳しくは、「メタマスクで複数アカウントをつくる方法 」で解説しています。
4:メタマスクのシークレットリカバリーフレーズを厳重管理
メタマスクで一番気をつけることは
シークレットリカバリーフレーズを厳重管理すること
メタマスクの運営元であるConsenSysは、シークレットリカバリーフレーズや秘密鍵、パスワードの情報を保持していません。 つまり、なくしてしまったら復元できないということ。
- 必ずオフライン(手書きで金庫に保管)
- Googleドライブなどクラウドに保存しない
- 誰にも教えない
シークレットリカバリーフレーズ3つの注意点を守りましょう。 詐欺の手口は、知っておくことで防御力が上がります。 「メタマスクのハッキング事例と対策」を読んでおきましょう。
5:フリーWi-Fiでメタマスクをつかわない
フリーWi-Fiネットワーク上では、他のユーザーが送信するデータが傍受される可能性があります。 ユーザーの個人情報や機密データを盗み見ることができます。 特にパスワードがかかっていないWi-Fiは、情報が筒抜けです。 パスワードがかかっていても、ホテルなど「パスワードは〇〇です」と提示してあるのは公開されているのと同じこと。 また、フリーWi-Fiの名前は、設定で変更できます。 悪意があれば、例えばホテルのWi-Fiと同じ名前・パスワードにすることが可能です。 繋げる時に見分けることができません。
もし、フリーWi-Fiをつかう場合は、NordVPN
VPNについては、「フリーWi-Fi使うならVPNでセキュリティ対策しよう」を参考にしてください。
6:分からない(怪しい)サイトにメタマスク接続しない
NFTの購入やweb3のサービスを受ける時、メタマスクをサイトに接続する必要があります。 まず、「DMで送られたURLは詐欺」なので、つなげてはいけません。 よく分からないサイトに接続してしまうとメタマスクの中身はうばわれます。 NFTの販売サイトは、公式Discordからひらくのが安全です。 もし、接続してしまったらリボーク(revoke)し、接続・送信許可を取り消しておきましょう。
詳しい手順は、「リボーク(承認取り消し)のやりかた」を参考にしてください。
7:メタマスクからの送金・送付は少額でテスト
メタマスクからの送金・送付は手軽にできる一方、宛先を間違えると二度と戻ってこないデメリットがあります。 銀行の場合、誤送金しても取り戻すことができるかもしれませんが、メタマスクの場合は取り戻せません。
- メモ帳やExcelでウォレットアドレスを管理していたけど、何かの拍子に書き換えていた
- イーサリアムチェーンから、ポリゴンチェーンに送金してしまった
間違わないように、
- 手入力を避けてコピペする
- 少額でテスト送金をする
NFT送付の場合は、いきなり高額なNFTを送らずに試し送信するのがオススメです。 仮想通貨も同様に、少額でテストをします。 間違えても被害を最小限に抑えるようにすることを徹底しましょう。
8:メタマスクの使用後はログアウト(ロック)する
メタマスクは仮想通貨やNFTを扱っているので、使わないときはログアウト(ロック)しておきましょう。 「目を離した隙に、他人がパソコンを使った」など、どこから情報が漏れるかわかりません。
右下の設定から
ロックをタップ。
パソコンの場合は、右上のアイコンからロックをクリックでOKです。
9:メタマスクはすべてのブロックチェーンに対応していない
メタマスクはイーサリアムベースのウォレットです。 そのため、ビットコインやSolanaのように、イーサリアムと互換性がないブロックチェーンには対応していません。 将来的には、ブロックチェーン同士の互換性が生まれるかもしれませんが、ビットコインやSolanaを扱うにはそれぞれのブロックチェーンに対応したウォレットを用意する必要があります。
拡張機能で対応できるように
メタマスクSnapsという拡張機能によって、ビットコインやソラナがメタマスクで使えるようになります。
ビットコインを追加する方法はコチラ を参考にしてください。
メタマスクの注意点Q&A
メタマスクの注意点に関して、よくある質問にお答えします。
シークレットリカバリーフレーズって何?
シークレットリカバリーフレーズは、メタマスクを復元するために必要な12〜24の単語の組み合わせです。
金庫の鍵と同様、大事なものなので紙にメモをしてオフラインで保管してください。
送金ミスを防ぐ方法はある?
まず、ウォレットアドレスをコピペすること。
手入力ではミスします。
そして、大金の場合は一度にぜんぶ送らず、まず少額でテスト送金して、着金を確認してから送るようにしましょう。
メタマスクのブリッジ機能って何?
メタマスクのブリッジは、異なるネットワーク(例:イーサリアムからポリゴン)に沿う通貨を移動させる機能です。
詳しくは、「メタマスクでブリッジする方法|メリット・デメリット」を参考にしてください。
メタマスクのステーキング機能って何?
メタマスクはイーサリアムがステーキングできます。
ステーキングは、銀行の利息のように、仮想通貨を預けることで報酬がもらえるシステムです。
まとめ:MetaMask(メタマスク)の注意点
メタマスクは注意点がわかれば、安心して使えます。
web3時代の必須アイテムなので、早めに慣れておくと困りません。
NFTを購入したりと、実際に使ってみましょう。
送金手数料が無料になる情報も、お見逃しなく!