NFTのガス代ってなに?
ガス代が高いんだけど、安くする方法ないの?
買う前にガス代を確認したい
そんな悩みを解決します。
この記事ではNFTのガス代と、節約する方法を初心者むけにやさしく解説します。
この記事を読むことで、ガス代のことがわかり、節約することができるようになります!
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NFTのガス代(手数料)とは?
NFTのガス代は簡単にいうと「手数料」のことです。
銀行ATMの手数料のように、ネットワークを利用すると発生します。
さらにガス代は、利用したネットワークの通貨(仮想通貨)で支払います。
- イーサリアムチェーン→ETH
- ポリゴンチェーン→POL(旧MATIC)
- Sloanaチェーン→SOL など
イーサリアムチェーンのNFTを買うと、ガス代はETHで払うんだよ
ガス代を構成する3つの要素
ガス代は、以下の3つの要素で構成されています。
ガス価格(Gas Price):基本料金
仮想通貨を使う時の基本的な費用です。
たとえば、バスに乗る時の基本運賃のようなものです。
優先手数料(Priority Fee):急ぎ料金
処理を速くしてほしい時に払う、追加のお金です。
追加料金を払って速達にし、速く届けてもらうようなイメージです。
ガスリミット(Gas Limit):使用限度
1回の取引で使えるガス代の最大値です。
予算限度みたいなものと思ってもらえればOK。
NFTのガス代(手数料)はなぜ発生するのか
NFTのガス代(手数料)は、取引履歴を記録してる人へ報酬として支払われます。
・いつ
・だれが
・どこに
・いくらで売買、送付したか
・今、誰が持っているか
とういう記録が正しいかどうかを確認し、承認している人たちがいるんです。
その人たちの報酬が、ガス代として支払われています。
NFTのガス代(手数料)は変動する
ガス代は変動制です。 同じ取引でも、ネットワークが混み合っていると高くなります。 NFTでよく使われるイーサリアムでは、承認作業が15秒に1回行われます。 そして、重要なルールは
ディズニーランドの有料ファストパスをイメージしてもらえれば、わかりやすいかと。 お金を多く払って、先に案内してもらえるのと似ています。
- 混雑時はガス代が高くなる
- ガス代を多く払うと、優先的に承認される
NFTの取引でガス代(手数料)が発生するのはいつ?
NFTでガス代が発生するのは、取引履歴が承認(記録)された時です。
・NFTを売買した時
・NFTを送った時
・新しいNFTを発行する時
・ETHなど仮想通貨の送金時
NFTを動かすとガス代が発生するよ
フリーミントと言われる「無料NFTを配布する」時も、
ことは知っておきましょう。
フリーミントについては、「NFTのフリーミントとは? 」を参考にしてください。
MagicEdenでガス代が発生するタイミング
NFTの売買をする時にガス代は発生します。
たとえば、NFTマーケットプレイス「MagicEden」の場合、
- NFT購入時
- NFT売却時
- オファーをする時
- 初回のアプルーブ(承認)
- NFTを送る時
にガス代が発生します。
詳しくは「マジックエデンでガス代が発生するタイミング」を参考にしてください。
OpenSeaでガス代が発生するタイミング
ネットワークを利用すると発生するガス代(手数料) NFTマーケットプレイスのOpenSeaでかかるガス代を紹介します。
- NFTを購入する時
- オファー注文をキャンセルする時
- 固定価格の販売をキャンセルする時
- オークション販売をキャンセルする時
- ETHを赤・紫ETHに交換する時
- NFTを送信する時 など
さらに詳しくは、「OpenSeaでガス代が発生するタイミングはいつ?」を参考にしてください。
NFTのガス代は取引に失敗しても発生
ガス代(手数料)で知っておくべきポイントとして
「買うのに失敗した」という記録を承認するガス代が発生します。
買えなかったのに手数料だけ取られるの?
と違和感を覚えるかもしれませんが、取られるんです。 失敗も含めて履歴がすべて記録されているからこそ、情報が確かであると言えますね。
ガス代だけ取られた経験は、数知れず…
NFTのガス代を節約する4つの方法
変動するガス代を安くする3つの方法を紹介します。
1:NFTのガス代をメタマスクで設定
ガス代は高くすると早く処理されます。 つまり、節約するには「処理を遅くして価格を下げればよい」です。
NFTを買う時に、メタマスクで承認する前に「サイト提案」をひらきます。
「低」を選ぶと、処理が遅くなりガス代が安くなります。
- ガスのオプション:低→市場→積極的
- ガス代:安い→普通→高い
- 処理速度:遅い→普通→早い
逆にガス代を高くすると速く処理される
節約とは逆ですが、早押しで買わなきゃいけない時はガス代を高くしましょう。
NFT購入時に「高度な設定」で高い数値を入力すると、ガス代と処理が早くなります。
2:取引量が少ない時間を狙う
Ethereum Gas Price Chartでイーサリアムのガス代をチェックできます。 AM0時以降はアメリカ人の活動時間帯でガス代が高い傾向があるので、この時間帯は避けるとよいでしょう。
3:ETHが日本円換算で安い時に取引する
ガス代は仮想通貨で支払います。
つまり、日本円換算で安い時に取引すると、実質安くなるということ。
具体的には、ETHが安い時にガス代分も含めて買っておくとよいでしょう。
4:ガス代の安いチェーンを利用する
イーサリアムチェーンのガス代は、高いです。
ETH価格が高いこともありますが、利用する人が多いことが原因です。
イーサリアムのガス代が高い問題を解決するために、新しいブロックチェーン(ネットワーク)が開発されているので、そちらを利用するとガス代は安くなります。
具体的には、以下のチェーンはイーサリアムチェーンに比べてガス代は安いです。
- Polygonチェーン
- Solanaチェーン
- BASEなど、イーサリアムのレイヤー2チェーン
「イーサリアム レイヤー2チェーンの基本を徹底解説」の記事も参考にしてください。
NFTのガス代(手数料)のQ&A
NFTのガス代に関する、よくある質問にお答えします。
ガス代はどうやって払うの?
ガス代は、取引を承認する時に支払います。
たとえば、購入時にウォレットで承認ボタンを押すと、「NFT代金+ガス代」が一緒に支払われる仕組みです。
そのためイーサリアムNFTの取引の場合は、ETH(イーサ)をウォレットに入れておく必要があります。
ガス代が高くなる原因は?
ガス代は、取引の混雑状況や仮想通貨の価格上昇によって高くなります。
混雑時は、ガス代を高く設定している取引から処理していくため、結果的に基本ガス料金が高くなります。
ガス代を調べるツールはある?
ガス・トラッカー(Gas Tracker)で、チェックできます。
2024年1月時点だと、20Gwai付近だと安いです。
※数字が大きくなるほど、ガス代は高くなります。
OpenSeaを利用した時の「ドル換算」を見るとわかりやすいですね。
ガス代は確定申告で経費にできる?
NFT手数料は手数料扱い、ガス代も手数料扱いで処理してOKです。
引用元:freee税理士相談Q&A
NFTはまだ法整備が整っていないですが、ガス代は経費にして大丈夫そうです。 詳しくは税理士にご相談ください。
ガス代が無料で買えるNFTはないの?
など、ガス代不要のNFTマーケットプレイスはあります。 ただし、ガス代ではなく「手数料」は存在するので注意が必要です。
まとめ:NFTのガス代(手数料)と安くする方法
NFTのガス代は、ネットワークを利用する「手数料」です。
- NFTを売買した時
- NFTを送った時
- 新しいNFTを発行する時
- ETHなど仮想通貨の送金時
NFTの取引時に発生します。 買うのに失敗した時にも発生することは、知っておきましょう。 節約する方法も合わせてチェックして、お得にNFTライフを楽しみましょう。