【簡単】NFT作成ツール「独コンつくるくん」完全ガイド｜スマホでOK

オリジナルのNFTをつくってみたい

自分でNFTつくるのって難しい？

そんな疑問にお答えします。

本来、NFTをつくるにはプログラミングの知識が必要ですが、

「独コンつくるくん」を利用すれば、誰でも簡単にNFTを発行できます！

この記事では、独コンつくるくんをつかってNFTを作成する手順を解説します。

この記事を読むことで、今すぐNFTクリエイターになれます。

独コンつくるくんの概要

独コンつくるくんは、サイト上でボタンを選択していくだけでNFTの発行ができるツールです。

対応ブロックチェーン

NFTはブロックチェーンという記録システムで作成し、管理されます。

独コンつくるくんで利用するブロックチェーンは、下記2種類。

どちらか好きな方を選んで、作成できます。

ブロックチェーン	利用者数	ガス代(手数料)
イーサリアムチェーン	多い	高い
ポリゴンチェーン	少ない	安い

ざっくりとした違いは上記の通り。

Polygonは2023年にEthereumと同じくらい多くのユーザーを獲得しました

引用元：COINTELEGRAPH

ただ、最近はポリゴンチェーンの利用者が増加傾向にあるので、どちらを選んでもよいですね。

＞＞＞ブロックチェーンをわかりやすく解説 

NFTの対応規格

独コンつくるくんが対応しているNFTの規格は、以下の2つ。

ERC721は、1点もののデジタルアイテムを表現する規格。

1点もののアート作品や、
人気NFTコレクションCNPのように、それぞれが異なる1点ずつのもの。

ERC1155は、1つのアイテムに対して複数のNFTが発行できる規格。

来場者記念NFTのように、同じ画像で多くの人に配布する時に使われます。
ゲームアイテムで「限定100個の勇者の剣」のような使い方も。

ERC1155は販売(ミント)サイトがつくれる

ERC1155で作成したNFTは、販売(ミント)サイトがつくれます。

価格を0ETHにすれば、無料で配布することも可能です。

の設定ができます。

独コンつくるくんの利用料金

基本無料で利用できます！

ただし、販売(ミント)サイトを利用した場合は、売上を引き出す時に「システム維持費」として5％引かれます。

ガス代は、ブロックチェーンに記録するための手数料のため、独コンつくるくんの利用料ではありません

＞＞＞NFTで使われるガス代とは？

対応ファイル形式

NFT化する元データのファイル形式は以下の通り。

画像データに加えて、動画・音楽、3Dモデルのデータを追加できます。
※追加データは必須ではありません

その他の機能

NFT購入者のみが入手できるコンテンツをつくることができます。

購入してくれた人に

など、様々なデータを特典としてプレゼントすることが可能です。

ただし、この機能がつかえるのは

独コンつくるくんの制作者「むなかた氏」が販売するNFTコレクション「MMP」の保有者のみ。

MMP(マッドメンバーパス)は、1点持っているだけで

など、便利ツールが使えるようになるので、かなりお得なNFTコレクションです。

＞＞＞Mad Member Passの買い方はコチラ 

NFT作成に必要なもの

NFTを作成するのに必要なのは、以下の3つ

NFT化するデジタルデータ

オリジナルのイラストや写真など、NFTにするデジタル画像を用意します。

これから作成する場合は、作品づくりƒに役立つツールを紹介しているコチラの記事を参考にしてください。

＞＞＞NFTアートの作り方｜スマホOK 

MetaMask(メタマスク)

NFT・仮想通貨を管理するウォレット(財布)の「メタマスク」を作成します。

メタマスク公式サイト からインストールします。

「ウォレット作成」をクリックし、パスワードを入力します。

「シークレットリカバリーフレーズ」をメモして、入力確認すると設定完了。

＞＞＞メタマスクのより詳しい導入方法はコチラ

仮想通貨ETH or MATIC

NFTの作成には、ブロックチェーンに記録するための手数料(ガス代)が必要です。

また、利用するブロックチェーンにより、通貨の種類が違ってきます。
「独コンつくるくん」でつかうブロックチェーンは以下の2つです。

ETHならGMOコインを利用

少額でも全額送金で送金手数料が無料！

PolygonならBITPOINTを利用

口座開設でMATICが1,500円分もらえる！
送金手数料も無料でお得！

NFTを発行する手順｜スマホもPCも

独コンつくるくんは、ボタンを選択していくだけでNFTがつくれます。

選び方によって少しだけ変化するので、いろんなパターンを参考にしてください。

NFTは1点だけ独立して作成するものではありません。

コレクションを用意し、その中にNFTを入れていきます。

スマホ/Polygon/ERC721の場合

コントラクト(プログラム)作成

ポリゴンチェーン、ERC721のNFTをつくっていきます。

独コンつくるくんをひらきます。
コピペしてください↓

MetaMask接続から接続します。

コントラクト作成から、新規コントラクト作成をタップ。

を選び、英数字で

を入力したら、コントラクト作成をタップします。

2次流通Feeは、ロイヤリティと呼ばれるクリエイターに還元される仕組みで
2次流通で1ETHで取引された場合、

0.9ETHが、売り手へ
0.1ETHが、クリエイター(NFTを作った人)

に支払われます。

出金先アドレスは、

メタマスクからコピペします。

ブロックチェーンにコントラクトを記録するため、ガス代(手数料)が発生します。
ポリゴンなのでMATICで支払い、コントラクトを作成します。

処理が終わるまでしばらく待ちます。
右にスワイプし、完了チェックをタップすればコントラクトが作成できます。

デジタルデータを登録

コレクションができたので、NFTから「新規NFT登録」をタップします。

基本データを入力し、画像をアップします。
※ファイル形式はPNG/JPG/GIF/SVG、容量は50MBまで

今回は、音楽NFTにしたいので音楽ファイルをアップロードします。
※追加しない場合は「なし」を選択。
※ファイルサイズは100MBまで

プロパティの追加で、プロパティを設定できます。
記入後に、さらに追加することも可能です。

例えば、魔法使いのキャラクターで

レベル10
攻撃魔法レベル8
癒し魔法レベル5

のように設定できます。

すべて設定したら「NFT情報登録」をタップします。

NFTを作成

ERC721で作成した場合、登録したNFT情報をウォレット(メタマスク)に送ることでNFTが発行されます。

未発行NFTの右下から、エアドロップをタップ。

NFTを受け取るウォレット(メタマスク)のアドレスを入力し、ガス代を確認して確定すればNFT作成は完了です。
メタマスクにNFTが送付されました。

ちなみに、「コレクションアイコンに設定」をすると、

コレクションのアイコン画像が設定できます。

NFTを販売する手順

NFTは、マーケットプレイスで販売します。

・Magic Eden(マジックエデン)
・OpenSea(オープンシー)

「独コンつくるくん」では2つのアイコンが並びますが、今回はMagic Edenに出品していきます。

2024年3月以降、国内主要NFTプロジェクトはMagic Edenで取引されています。

販売するNFTから「マジックエデンのアイコン」をタップし、NFT詳細ページをひらきます。

List(出品)をタップし、販売価格と期間を決めて「List」します。

はじめて出品するする時は、コレクションを出品する許可(Approve)が必要です。
ガス代を払って確定します。

つづいて、出品の「署名」をします。

出品完了です！

パソコン/Ethereum/ERC1155の場合

コントラクト(プログラム)作成

独コンつくるくんでMetaMask接続をクリックし、承認します。

コントラクト作成をクリックし、

新規コントラクト作成にすすみます。

を選び、英数字でNFT情報を入力します。

出金先アドレスはメタマスクからコピペします。

すべて入力したら、コントラクト作成をクリック。
ブロックチェーンに記録するためのガス代を払います。

メタマスクで確認をクリック。

2、3分待つと「完了チェック」ボタンが表示されるので、クリックします。

閉じます。

作成済みコントラクトから、今つくったコントラクトをクリックします。
※これまでに作成したコントラクトが並んで表示されます。

NFTにするデジタルデータを登録

デジタルデータを登録していくので、NFTタブをクリック。

「新規NFT登録」をクリック。

基本データを入力します。

画像ファイルをアップロードします。
※ファイル形式はPNG/JPG/GIF/SVG、容量は50MBまで

追加ファイルがある場合は、アップロードします。
※「なし」でもOKです。
※ファイルサイズは100MBまで

今回は、音楽NFTにするのでmp3データをアップしました。

NFTデータに表示されるプロパティを設定します。

「＋プロパティ追加」で、さらに追加できます。

など、プロパティは何でも自由に入力できます。

プロパティを設定したら「NFT情報登録」をクリック。

NFTの登録ができました。
ここで、右下メニューから「コレクションアイコンに設定」をすると、

コレクションのアイコン画像が設定できます。

エアドロップをクリックすると、

指定するウォレットにNFTを送付(エアドロップ)することができます。

「管理機能」から、一度に複数ウォレットに送付(エアドロップ)することも可能です。

NFTミント(販売)サイトを作成

ERC1155のコレクションは、販売サイトが作成できます。

左上からHomeに戻り、「ミントサイト作成」をクリック。

「新規ミントサイト登録」をクリックします。

プルダウンで

を選びます。

OKをクリックしてミントサイト情報を登録します。

価格や発行総数などを決めていきます。

「登録」ボタンのクリックで、ブロックチェーンに記録していきます。

メタマスクで「確認」をクリック。

セール情報の設定完了です。

ミントサイトをクリックすると、

販売(ミント)サイトが表示されます。

URLをお知らせして、購入してもらいましょう！

公開タイプを「公開」にしていた場合は、コチラのページでも公開されます。

NFT購入者特典の登録方法

MMP(Mad Member Pass)の保有者だけが利用できる機能です。

NFT保有者だけがダウンロードできるコンテンツを作成できます。

＞＞＞MMPとは？

独コンつくるくんのTOPページから、「ホルダー限定コンテンツ」をクリック。

限定コンテンツ新規登録をクリック。

独コンつくるくんのNFTの場合は、プルダウンから選びます。

独コンつくるくん以外でつくってコレクションでも、

を入力すればOK。

を入力し、限定コンテンツをアップロードします。
※ファイル形式は自由。最大512MBまで。

確認してOKボタンで、登録完了です。

公開用URLをクリックすると、

限定コンテンツのページが表示されます。

NFT保有者がウォレットを接続すると、

NFTの保有が確認されます。

NFT保有者は、特典がダウンロードできます！

NFTの説明の中に、限定コンテンツのURLを記載すると購入者がスムーズにダウンロードしてもらえます。

NFT発行にかかった費用

NFTを発行するためにかかるガス代は、

で常に変動します。
目安の数字として参考にしてください。

Polygon・ERC721の場合

Polygon・ERC721の場合は、約3.7円

Ethereum・ERC1155の場合

Ethereum・ERC1155の場合、約4,170円

コントラクト作成時：0.006638ETH
セール情報設定時：0.001247ETH

合計：0.007885ETH（約4,170円）

送金手数料が無料の価格

は、送金手数料が無料の仮想通貨取引所を利用した場合です！

ETHはGMOコインを利用。

MATICはビットポイントから無料で送金しました。

たとえば、
コインチェックからETHを送金すると0.005ETH(約2,500円)プラスでかかるので、NFT作成費用は高くなります。

＞＞＞無料で送金できる仮想通貨取引所 

独コンつくるくんのQ&A

独コンつくるくんは無料なの？

独コンつくるくんの利用は、基本的に無料です。

費用がかかるのは、ERC1155でつくったNFTでミントサイトを作成した場合のみ。
ミントサイトからの売上の5％がシステム維持費として自動的に引かれます。

とはいえ、こんなにお手軽にNFTが発行できるツールが基本無料で使えるのは、個人的には有益すぎます。

ガス代はブロックチェーンに記録するための手数料のため、独コンつくるくんの利用料ではありません。

＞＞＞NFT取引で使われるガス代とは？

ミントって何？

NFTを発行することを、英語で「ミント(鋳造)する」と言います。

なんでミントサイトって言うの？

ミント(販売)サイトには未発行のNFTがあり、購入と同時に発行(ミント)され、購入者のウォレットにNFTが送付されます。

購入者がNFTを発行(ミント)することになるのが、ミントサイトと呼ばれる理由です。

NFT発行の記録をブロックチェーンに書き込むためのガス代は、購入者が負担することになります。

NFTとSBTの違いは何？

SBTはSoulbound（ソウルバウンドトークン）の略で、譲渡不可能なNFTです。
一度受け取ったら、売ることも、誰かに送ることもできません。

そのため、来場記念NFTとして参加証のように使われることが多いです。

＞＞＞SBTとは？

まとめ：独コンつくるくん完全ガイド！簡単NFT作成ツール

独コンつくるくんを使えば、NFT作成が簡単にできることが分かりました。

NFT作成手順

NFTクリエイターへの道がひらくため、さっそく独コンつくるくんを利用してみましょう！