セミナー参加者にSBTのNFTを配布します
クラファンで販売するNFTはSBTです
よく目にする「SBT」という言葉。
これはSoulbound Tokensの略で、翻訳すると「魂に縛られたトークン(NFT)」です。
要するに、
この記事では、NFTとSBTの基本的な概念から、それぞれの特徴や具体的な使用例まで、初心者でもわかるように詳しく解説します。
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
SBT(Soulbound Tokens)は移転不可のNFT
一度ウォレットの中に入ったら、売ることも送ることもできません。
移動できないNFTに何の意味があるのか疑問に思う方も出てくるでしょう。
SBTの特徴と必要性
NFTは、「誰がいくつ発行し、いつ誰が誰にいくらで渡し、今、誰が持っているかが、誰でもわかる」という特徴があります。
なぜなら、売買や送付ができてしまうからです。
たとえば、「卒業証明書のNFT」があったとします。
そのNFT自体は本物でも、誰かから譲り受けたとしたら今の所有者が「卒業したという証明」にはなりません。
NFTについては、「NFTとは?専門用語なしでわかりやすく解説」で詳しく解説しています。
SBTは譲渡も売買もできない
SBTは一度発行されると、その所有者から切り離すことはできません。
SBTは証明書になる
たとえば、
フェイスブックのプロフィールに「ハーバード大学出身」と書かれていても、それが嘘かホントかわからないですよね?
ハーバード大学に問い合わせて「卒業生で〇〇さんいますか?」と調べますか?
最近は、個人情報保護の関係で教えてもらえないことが多いかもしれません。
なので経歴なんかは、いくらでも嘘がつけますね。
現に、学歴詐称のニュースは定期的にあります。
ただし、卒業証明書を「SBT」で管理すると、嘘がつけなくなります。
その人の学歴をブロックチェーン上で、みんなが共有しているから。
SBTが普及すれば、学歴詐称のニュースはなくなりますね。
SBT登場前はPOAPが参加証明書
参加証明書といえばPOAP(Proof of Attendance Protocol)が使われていました。
しかし、POAPは販売も移動もできるNFT。
つまり、正式な証明書としては使えない面を持っています。
ここでも譲渡不可能なSBTの必要性がわかりますね。
POAPについては、「POAP(ポープ)ってどんなNFT?」を参考にしてください。
SBTの活用例
- 運転免許証
- パスポート
- 卒業証明書
- 不動産登記簿
- 寄付・出資の証明
- 職歴証明
- 健康証明(病歴など)
- イベント・セミナー参加証明
他の人に譲渡されたら困るものってたくさんありますよね? あらゆる証明書がSBTによって管理できます。 そして、管理される未来がくるんじゃないでしょうか。
社員証SBT
HashPort、SMBCグループと共同で、社員証SBTと保有者間でのみ流通するトークンに関する実証実験を日本で初めて実施
引用元:PR TIMES
社員証をSBTで発行する試みが、HashPort、SMBCグループで行われています。
賞状をSBTで発行
譲渡や転売ができないSBT※でデジタル賞状を交付、受賞者はブロックチェーン上で受賞経歴の証明が可能に
引用元:PR TIMES
SBINFT株式会社は、卒業証書をNFTで発行したり、参加証明書のNFTの発行など、NFTによる証書類発行の実績があります。
それらの実績が認められ、朝日新聞社が毎年開催している朝日広告賞がSBTで発行されました。
イベント・セミナー参加証のSBT
「フリーランスの学校(#フリ校 )」は、ビギナーコース(無料動画講座)のSBT(Soul Bound Tokens)を発行します。一定条件満たした人に、配布開始するので、案内をお待ちください。Web3.0×オンラインスクール事業を進めていきます。開発は、けいすけさん @kei31 (感謝) pic.twitter.com/QIEgt5DVee
— 🐈 Shuhei (@shupeiman) October 12, 2022
「フリーランスの学校」というオンラインスクールでは積極的にSBTが利用されています。 特定のセミナーに参加したSBTを持っていると、NFTプロジェクト(LLAC)の優先購入権(WL/AL)がもらえます。
アニメをつくるための資金を集めるクラウドファンディングNFT。 CryptoAnime Labsでは「パスポートNFT」をSBTで販売しています。 「10年後に、SBTが入ってるウォレットにプレゼントNFTを渡すこともできる」と運営メンバーの1人であるイケハヤ氏が話しています。 従来のクラウドファンディングだと、応援してくれた人はその場限りであることが多かった。 でもSBTなら、10年後でも100年後でも応援してくれた人のウォレットがわかるんです!
SBTをもらう時の注意点
ぼくのNFTコレクションの中のSBTです。
「譲渡できないNFT」なので、当たり前ですが1度ウォレットに入れると動かせません。
別のウォレットで受け取ればよかった
となりがちなので、注意が必要です。
まとめ:SBT(ソウルバウンドトークン)は譲渡不可のNFT
「譲渡できないNFT」であるSBT(Soulbound Tokens/ソウルバウンドトークン)
すでに活用されはじめている事例を見ても、これから社会に浸透していくのは間違いないと思います。
世の中に普及して、人々がSBTやNFTという言葉を知らないのに利用している未来が想像できますね。