NFTをバーン(Burn)するってどういうこと?
勝手に送られてきたNFTを削除したい
そんな悩みを解決します。
この記事では、NFTのバーンの意味と、実際にバーンするやり方からメリット・注意点まで解説します。
- NFTコレクター
- NFT投資で含み益200万円超
- NFT保有数:600点以上
- 音楽NFTコレクションを運営
- バンドマンでギターリスト
- 元ECサイト運営マネージャー:年商10億
NFTのバーン(Burn)は削除すること
バーン(Burn)は直訳すると「燃やす」という意味です。
そこから「NFTをバーンする=NFTを燃やす」こと、つまり
NFTをバーンするメリット
勝手に送られてくるNFTを削除したり、もう必要のないNFTを消したりすることで、ウォレット内のNFTを管理しやすくなります。
NFTをバーンするデメリット
NFTをバーンするデメリットは、以下の2つです。
ガス代(手数料)がかかる
NFTをバーンする際は、ブロックチェーンに記録するための手数料(ガス代)が発生します。
「粗大ゴミを捨てるのに費用がかかる」のと似ていますね。
ただデータを削除するだけなのにコストがかかるのは、デメリットの1つです。
誤操作による資産の喪失
そのため、バーンの操作は慎重にしないといけません。
Brutal. Punk 685 was just sent to the burn address. Perhaps the owner made a mistake when trying to wrap it. RIP.
— Stats (@punk9059) March 24, 2023
h/t @robertjfclarke pic.twitter.com/exTh9fZDE4
実際に、超高級NFT「クリプト パンクス」を、間違えてバーンしてしまった人がいます。
約2,000万円の資産を失う失敗…
NFTのバーンには、
- ガス代がかかる
- 誤操作によって資産を失う可能性
がある点を理解しておきましょう。
NFTをバーン(Burn)する3つの理由
NFTをバーンする理由は、以下の3つです。
勝手に送られてくるNFTを削除
NFTをいくつか購入していると、自分のウォレットにNFTが勝手に送られてきます。
ウォレットアドレスは公開情報なので、隠せないからです。
バーンすることで削除できますが、放置しておけば問題ありません。
供給量を減らし価値を上げる
NFTは普通の商品と同じで、需要と供給のバランスで価格が変動します。
そのため、供給量を減らせば希少性が高まり、価値が上がる可能性があります。
また最初から多めにNFTを発行し、欲しいひと全員に購入してもらった後で残りをバーンするという戦略も存在します。
バーンをイベントとして利用
\急がなくても大丈夫!/
— 【公式】CNP(シーエヌピーー) | CryptoNinja Partners (@cnp_ninjadao) October 22, 2022
✅ 本日18時からミント可能
✅ URLはDiscord内会場で発表
✅ 10月31日までいつでも🆗
CNP公式アカウントが、Twitterでミントサイトを案内することは【絶対に】ありません。
盗まれたNFTを取り返すことはできません。くれぐれもご注意ください🙏 pic.twitter.com/riwyE5hZbf
大人気プロジェクト「CNP」では、バーン(削除)自体をイベント「バー忍」として利用しています。
「バー忍」は自分の持っているCNPをバーンすることで、あたらしいCNPをもらうというシステム。
- もっているNFTが新しくなる楽しみ
- 不人気キャラが減ってコレクション価値が上がる
と、2つの狙いがあるのがスゴイところです。 バー忍については、「CNPのバー忍とは?」で詳しく解説しています。
NFTをバーン(Burn)する手順
実際にバーンする方法は簡単です。
バーン用のアドレスに
0x000000000000000000000000000000000000dead
NFTを送る(転送する)だけです。
※削除したNFTは復活できないので慎重に!
OpenSeaをつかってバーンをしていきます。
バーンしたいNFTの「…」から「転送(Transfer)」をクリック
「続行(Continue)」をクリック
転送先のアドレス(Adress)にバーン用アドレスをコピペして「転送(Transfer)」をクリック
0x000000000000000000000000000000000000dead
コピペしてください↓
メタマスクが立ち上がるので「確認」をクリックすると、バーンアドレスに送られて削除完了! ※ガス代が発生します
NFTのバーンに関する注意点
NFTをバーンする前に、以下の点に注意してください。
勝手に送られてくるNFTは無視
次から次へと送られてくるので「手間とガス代」をかける必要はありません。
得体の知れないNFTが送られてきたらどうする?という場合に、なるべく正確に書いてみました。
— けいすけ💘 11/5-6 照れQN!リリース (@kei31) October 20, 2022
NFT盗難から身を守るためにも正しい知識を身につけましょう。 pic.twitter.com/iJg7Gyinb4
web3プログラマーとして活躍する「けいすけさん」のポストも参考になります。
バーンは手数料が発生する
なぜなら「バーンアドレスにNFTを送信した」とブロックチェーンに記録されるからです。
ガス代は常に変動し、高い時は1回バーンするために1,000円くらいかかることもあります。
コストがかかるので、バーンするのは必要最低限に抑えたいところですね。
ガス代に関しては、「NFT取引で使われるガス代とは?節約方法も解説」を参考にしてください。
復元は不可能
一度バーンしたNFTは、復元することができません。
実際にバーンをする時は、本当に不要なNFTであるかを再度確認し、慎重に操作をする必要があります。
NFTのバーンQ&A
NFTのバーンに関する、よくある質問にお答えします。
バーンされたNFTはどうなる?
厳密には削除されず存在はしていますが、誰も触れない状態になります。
バーンアドレスは、技術的に誰も管理していないウォレットです。
つまり、NFTをバーンアドレスに送ると、「誰も触れない状態」なので永久的に取り出せなくなります。
バーンは失敗することがある?
バーン自体に失敗はありません。
ただし、バーンをするためのガス代が不足しているとバーンできないので、ガス代の用意はしておきましょう。
バーンしたら税金はどうなる?
NFTに関する税金は、専門家に確認する必要があります。
NFT自体を処分された場合、無形固定資産の除却損として、費用計上をする形で問題ないかと思います。
引用元:税理士相談Q&A
一般的な回答を引用しておきますが、ご自身で確認をしてください。
※法的なアドバイスは専門家以外してはいけないルールがあります。
まとめ:NFTをバーン(Burn)するとは削除すること
バーンすることによって
- いらないNFTを削除したり
- NFTコレクションの価値を上げたり
- イベントに利用したり
することができます。
削除のやり方は簡単、バーン(削除)用アドレスにNFTを送るだけ。
サクッとできるので、トライしてみましょう!