イーサリアムはオワコン？と言われる5つの理由とその真相

イーサリアムに関して「オワコン」というキーワードを目にしたことがありませんか？

仮想通貨は価格の乱高下が激しいので、投資家がイーサリアムの将来に不安を抱くのは無理もありません。

しかし、本当にイーサリアムは「オワコン」なのでしょうか？

この記事では、イーサリアムがオワコンと言われる理由と、その誤解をとく根拠、そして将来性について詳しく解説します。

この記事を読んでイーサリアムの実態と将来性を知り、あなたの投資判断に役立ててください。

イーサリアムの特徴

イーサリアムは、ビットコインに次いで時価総額が高い仮想通貨です。

特定の管理者は存在せず、イーサリアム財団という非営利団体が中心となり、世界中に分散されたネットワークとして運用されています。

さらに、イーサリアムはお金としての機能にとどまらず、アプリやプログラムを実行できるプラットフォームとしての役割も持っています。

改ざん不可能なプログラムを実行

イーサリアムの最大の特徴は、「改ざんができないプログラムを自動的に実行できる」スマートコントラクトにあります。

世界中に分散されたネットワーク上で動作するため、一部をハッキングしても不正がすぐに発見されるので、改ざんは不可能です。

これにより、仲介者なしで信頼性の高い取引が可能となります。

スマートコントラクトの例として、NFTを購入する場合、

オファーと支払い：
あなたがNFT購入のオファーをし、支払いをします。

スマートコントラクトの実行：
スマートコントラクトが支払いを確認し、自動的にNFTの所有者をあなたに移します。

このように、スマートコントラクトによって自動的かつ安全に取引が行われるため、信頼性の高いシステムが実現します。

DeFi(分散型金融)と呼ばれる新しい金融システムでも活用されています。
DeFiは、銀行など中央管理者を通さずに、融資や資産運用が可能なシステムです。

アプリの開発プラットフォーム機能

イーサリアムは、アプリ開発のプラットフォームとして広く利用されています。

中央集権的な制御を受けずに、開発者が自由にアプリケーションを構築・運用し、利用者にサービスを提供することが可能です。

例えば、

Uniswapはイーサリアム上で動作する分散型取引所であり、ユーザー間で直接トークン(仮想通貨)の取引を行います。

このような分散型アプリケーションにより、新たなビジネスモデルが生まれ、従来のサービスが進化しています。

イーサリアムのアプリ開発プラットフォーム機能は、革新的なサービスの基盤を提供し、多くの分野での応用が期待される部分です。

イーサリアム上にネットワーク作成

イーサリアムは、新しいネットワークを作成するための基盤として利用できます。
イメージとしては、イーサリアムの上に新しい層が重なっていく感じです。

これにより、イーサリアムのセキュリティを維持しつつ、

という特徴を持つネットワークが構築されています。

これらのネットワークは、より迅速でコスト効率の高い取引を実現し、ユーザーにとって利用しやすい環境を提供しています。

さらに詳しくは、「イーサリアム レイヤー2チェーンの基本を徹底解説」を参考にしてください。

オワコンと言われる5つの理由

仮想通貨自体に価値がない

一部の人は仮想通貨自体に価値がないと考えており、それがイーサリアムが「オワコン」と言われる理由の一つです。

このように考える人の多くは、仮想通貨を購入した経験がありません。
よく知らないまま以下のようなネガティブなニュースだけで判断しているケースがほとんどです。

これらの情報で、仮想通貨に対する否定的な見解が広まっています。

偏った情報に左右されないように、仮想通貨の基本的な特徴について理解を深めることが重要です。

政府によって価値が保証されていない

イーサリアムは法定通貨である「ドル」や「円」と違い、政府や中央銀行による価値保障はありません。

なぜなら、管理者がいないからです。

中央集権的ではないイーサリアムをはじめとする仮想通貨は、その技術を理解していない人々から信頼性が低いと見なされ、「オワコン」と言われる理由の一つになっています。

変動性が高く価格が安定しない

イーサリアムに限らず、仮想通貨は市場全体で価格変動が激しいです。
この不安定さは、投資家にとってリスク要因となります。

仮想通貨の価格変動率は非常に高く、例えば2019年にはイーサリアムの月間価格変動率が83％に達しています。

引用元：ITmedia

このような急激な価格上昇と下落は投資家にとってリスクとなり、「オワコン」と感じる人が出てくる理由の一つです。

投資する時は、仮想通貨市場の変動性を理解して、リスク管理を行うことが重要になります。

NFTブームが終わったから

NFTブームの終焉が、イーサリアムが「オワコン」と言われる理由の一つです。

NFTは主にイーサリアムのネットワーク上で取引されており、2023年にブームがひと段落し、取引量が減少しています。

しかし、ブームが去ったのはプロフィール画像など一部のNFTだけです。

NFT自体は、チケットの利用、社員証、不動産の権利など、さまざまな場面での活用が増えています。

詳しくは、「NFTはオワコンと言われる5つの理由と将来性」「NFTアートは買ってどうする？使い道11選」を参考にしてください。

イーサリアムキラーの台頭

イーサリアムキラーの台頭が、イーサリアムが「オワコン」と言われる理由の一つです。

イーサリアムキラーは、イーサリアムの競合となるネットワークのこと。

イーサリアムの技術的な限界や高い取引手数料を改善するために、他のプラットフォームが続々と登場しています。

例えば

ソラナ(Solana)：

高速取引と低い手数料を特徴とするSolanaは、多くの新規プロジェクトのプラットフォームとして選ばれています。

ポルカドット(Polkadot)：
複数のネットワークを相互運用できるようにするための、次世代ブロックチェーンネットワークです。

これらの新しいネットワークは注目を集めていますが、現状では時価総額でビットコインに次ぐ2位のイーサリアムには及んでいません。

オワコンではない5つの根拠

イーサリアムETFが承認

2024年5月に、米国証券取引委員会(SEC)がイーサリアムETFを承認しました。

これにより、金融機関や個人投資家がイーサリアムに投資しやすくなり、市場への参加者が増加しています。

ETFの承認：Exchange-Traded Fund(上場投資信託)の略。
株式のように証券取引所で売買できるようになります。

イーサリアムETFの承認は、イーサリアムの信頼性と投資へのアクセスを向上させ、市場の成長を促進する重要な要素となります。

定期的なアップデートを実施

イーサリアムは定期的なアップデートを実施し、機能向上とセキュリティの強化を図っています。

2022年9月に実施されたアップデート「The Merge」では、イーサリアムの取引データを計算する仕組みが変更され、ネットワークがより効率的で環境にやさしくなりました。

2024年4月に実施された「Shanghai」アップデートでは、イーサリアムのシステムがさらに強化され、取引のスピードやコストが改善され、ネットワーク全体の性能が向上しました。

これらの定期的なアップデートによる機能向上は、プラットフォームの継続的な成長を支えています。

消費電力の削減に成功

イーサリアムはその利便性から利用者が増加し、その結果、取引データの処理に遅延が発生したり、膨大な計算処理による電力消費が問題となっていました。

しかし、2022年に実施したThe Mergeアップデートにより、計算処理の方式を変更することで電力消費を大幅に減少させることに成功しています。

これにより、イーサリアムは環境にやさしいネットワークとしての評価を高めています。

大手企業の参入

イーサリアムは、イーサリアムの技術を開発している企業連合「EEA(Enterprise Ethereum Alliance)」のサポートを受けています。

EEAには、以下のような世界的な大企業が参画しています。

大企業の参入は、イーサリアムの技術力と信頼性を証明しており、今後の発展に大きな期待が寄せられています。

時価総額ランキングで不動の2位

イーサリアムは、長期間にわたり仮想通貨の時価総額ランキングで2位を維持しています。

次々に新しい仮想通貨が生まれては消えていく市場の中で、常に上位を占めているイーサリアムは、

を示していると言えます。

イーサリアムの価格推移

イーサリアムは、2017年、2021年に大きな値上がりをしています。
これは仮想通貨バブルとしてビットコインとともにニュースで取り上げられ、世間を騒がせていた時期です。

バブルの後は大きく暴落しましたが、2024年にふたたび価格が上昇しています。
イーサリアムETF承認のニュースが流れると、過去最高の1ETH＝60万円を突破しました。

We project that Ethereum could reach above $20,000 by 2030

引用元：CryptoNewsZ

CryptoNewsZでは、2030年までに1ETHが2万ドル(約310万円)に達すると予想しています。

そこまで上がるかは分かりませんが、投資先としては期待は高まりますね。

ETHを購入する4つのタイミング

実際にETHを購入するのはいつがいいの？

結論としては、将来の価格は誰も「わからない」です。

と言ってしまったら身もフタもないので、以下のいくつか押さえておくポイントを解説します。

ただし、投資は自己責任なので、ご自身で考えた上で購入してください。

長期保有なら今すぐ

将来的にETHの価格上昇を予想して長期保有するなら、今すぐ購入を検討しましょう。

時期によって価格の上下はありますが、ETHの価格は長期的には右肩上がりの傾向があります。
特に5年以上のスパンでみると、その成長は明らかです。

価格が下落したとき

将来的な価格上昇を見込んでいる場合、ETH価格が下がった時は購入のチャンスです。

低価格で購入できるため、長期的に見て利益を得やすくなります。

実際、2018年、2022年の暴落後にETH価格は上昇しており、この時期に投資をしていた人々は大きなリターンを得ることができました。

ビットコインの半減期前

仮想通貨の王様であるビットコインの価格は、仮想通貨市場全体に大きな影響を与えます。

ビットコイン価格が上がれば市場は盛り上がり、下がれば市場が冷え込むといった具体です。

ビットコイン価格が上がる傾向があるイベントとして、4年ごとに訪れる「ビットコインの半減期」があります。

ビットコインの半減期は、ビットコインの報酬が半分になるイベントです。

これにより新規発行されるビットコインの量が減少し、結果としてビットコインの希少性が高まり、価格が上昇する傾向があります。

ビットコインが上昇すれば、ETHも上昇する傾向があるため、ビットコイン半減期前後は投資するチャンスとなります。

ビットコインの半減期は、仮想通貨市場で重要なイベントなので、チェックしておきましょう。

積立投資を利用(失敗談あり)

仮想通貨市場は価格変動を予想するのが難しいため、毎月一定額を積み立てる方法がオススメです。

この方法は、価格が高い時も低い時も一定額を購入するため、リスクを分散することができます。

実は、積立投資を知らずに失敗した経験があります。
ETHではなくビットコインでしたが、20万円分を一度に購入しました。

ところがズルズルと価格が下がり、3ヶ月後には-9万円の含み損に…

もし20万円を5万円ずつの4ヶ月で積立投資をしていたら、

-6万円の含み損で済みました。
その差は約3万円です。

積立投資は、下落時のリスクを少なくする効果があるんです。

積立投資は「コインチェック」で、月々1万円からできるので気になる方はチェックしてみてください！

イーサリアムの購入にオススメ取引所

イーサリアムを購入するなら、自分の目的に合った取引所を選びましょう。

コインチェックのおすすめポイント

コインチェックは、初心者に使いやすく、ワンコインの500円からイーサリアムを購入できます。
長期保有するなら、買ったイーサリアムをコインチェックに預けることで、年率1〜5％の報酬をもらうことも可能です！

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GMOコインのおすすめポイント

購入したイーサリアムを自分のウォレットに送金するならGMOコインを使いましょう。
送金手数料が無料なので、手数料で損をしません。

イーサリアムの最小注文価格は0.0001ETH。
誰でも手軽に始められます。

イーサリアムの購入手順

GMOコインでETHを購入する手順を解説します。

購入までの手順は3ステップです。

無料で口座を開設する

GMOコインの公式サイトでメールアドレスを入力し、パスワードを設定します。

を設定し、

スマホ撮影で「本人確認書類」を送信すれば、完了です。

より詳しい手順は、「GMOで口座開設する方法」にて画像つきで解説しています。

日本円を入金する

メニューから「入出金 日本円」を選択。

表示された振込先に入金します。

取引数量を入力しETHを買う

メニューから、「取引所 現物取引」を選び、

「成行」で「買」を選択し、取引数量を入力して購入します。

1ETH=50万円の時、0.1ETHは5万円です。

買い方のより詳しい手順は「GMOコインでETHを購入する方法」にて、画像つきで解説しています。

イーサリアムはオワコン？のQ&A

イーサリアムの価格は上がる？

これは誰もわかりません。

しかし2015年のイーサリアム誕生から長期的に見ると上昇傾向ではあります。
また、CryptoNewsZが2030年までに1ETHが2万ドル(約310万円)に達すると予想していたり、将来的に価格が上昇すると予想しているメディアは多いです。

BTCとETHのどっちに投資する？

ビットコインとイーサリアムは特徴が異なるので、投資目的によって選択が変わります。

投資目的によって選択肢は変わりますが、分散投資を検討するなら両方に投資するのも一つの方法です。

ビットコインは価値の保存手段として、イーサリアムは技術革新の可能性に対する投資として、それぞれ異なるメリットを持っています。

まとめ：イーサリアムはオワコンではない

イーサリアムは「オワコンと」と言われることもありますが、技術的な進歩や市場の需要増加により、仮想通貨としての地位をしっかり保持しています。

大手企業の参入や持続可能なネットワークの構築など、イーサリアムの強みは多岐にわたります。

この記事を通じて、イーサリアムの価値と可能性を理解し、投資判断の参考にしていただければ嬉しいです。
イーサリアムはオワコンではなく、今後も強力な仮想通貨としての地位を保持し続けるでしょう。

投資は自己責任ですが、長期的にイーサリアム(ETH)を保有するなら無料でコインチェックの口座を開設して、ETHを購入してみましょう。

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