マイナウォレットって何?
どんな風に使われるの?
そんな疑問にお答えします。
この記事では、マイナウォレットについて解説します。
- マイナウォレットの概要
- マイナウォレットで出来ること
- マイナウォレットの危険性
- よくある質問と回答
この記事を読むことで、将来つかうかもしれないマイナウォレットについて、いち早く知ることができます。
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マイナウォレットの概要
マイナウォレットはスマホにマイナンバーカードをタッチして生成するウォレットで、仮想通貨の管理ができるサービスです。
マイナウォレットが Ethereum Foundation による研究開発助成 ERC-4337 Account Abstraction Grant Round に採択されました。
— tachibana.eth (@7pastelblackcat) September 6, 2023
マイナンバーカードと AA を組み合わせることで web3 を一切意識することなく、1億人以上の人々が、それらが活用されているサービスへアクセスできる世界を目指します。 https://t.co/1fjWoFBcTH
マイナウォレットは、web3ウォレットのセキュリティ技術開発を手がけるa42x株式会社が開発中。 メタマスクなど他のウォレットと違い、アプリをインストールせずに仮想通貨やNFTなどのデジタル資産を送受信・所有証明が実現が可能です。 およそ9,000万人が保有するマイナンバーカードを利用することで、誰でも簡単にブロックチェーン技術を活用したサービスがつかえるようになります。
マイナウォレットで出来る3つのこと
仮想通貨やNFTなどデジタル資産の送受信
マイナンバーカードをタッチするだけで、仮想通貨やNFTなどのデジタル資産を送受信できます。 メタマスクなどの他ウォレットをつかって送受信を行う場合、受け手側は
- ウォレットアプリをインストール
- ウォレットアドレスを確認・伝える
- 送信してもらう
の手順が必要です。 マイナウォレットの場合、アプリを事前にインストールする必要がなくタッチするだけ。 カンタンですね。
デジタル資産の所有確認
マイナンバーカードをタッチするだけで、ウォレットの中にあるデジタル資産を認証できます。
マイナウォレットにスマートロックを解除するNFTが入っていて、タッチすることで認証し、カギをあけています。 NFTを使うことによって偽造ができないメリットがあります。
デジタル本人確認|ゼロ知識証明
マイナンバーカードは日本政府が発行している身分証明書です。 つまりマイナンバーカードで生成するマイナウォレットは、本人確認ができるということ。 免許証など身分証明書を第三者に見せることなく、年齢確認などが可能(ゼロ知識証明)になります。
マイナウォレットの危険性
マイナウォレットの危険性は、マイナンバーカードの盗難・紛失があげられます。
マイナンバーカードが盗難された場合、他人がマイナウォレットを生成できてしまいます。 盗難のリスクはマイナンバーカードに限らず、免許証やパスポートでもありえること。 マイナウォレットで採用されているERC4337という規格は
・キーを紛失・盗難されたら、既存のものを失効して新規発行できる
・生体認証やパスワードで実行しても、怪しければ止めることが可能
・信頼済のブラウザなら確認なしで実行できる
・サブスク支払いが可能
などの特徴があるので、盗難の際は既存のものを失効して新規発行をする流れが予想できます。
マイナウォレットに関してよくある質問と回答
まだ開発中の技術のため、現段階でわかってる範囲の答えになります。
マイナウォレットは絶対に使わなくちゃいけないの?
いいえ。 マイナウォレットは、民間企業であるa42x株式会社が開発する開発段階のものです。 政府が支援しているわけではないので、「絶対使わなくちゃいけない」強制力はありません。 マイナウォレットのメリット、メタマスクなど他ウォレットのメリットがそれぞれあるので、じょうずに使い分けるのがよさそうです。
マイナウォレットをつくったら資産や個人情報が筒抜けになる?
マイナウォレットはマイナンバーカードを認証してつくられますが、マイナンバーカードに紐づいた個人情報などの記録はウォレットには紐づきません。 ただし、マイナウォレットで本人確認をするために、年齢(生年月日)などを選択して紐づける機能は搭載される可能性があります。
まとめ:マイナンバーカードで作成するマイナウォレット
メタマスクなどウォレットが一般的に普及しない原因として、物理的・心理的なハードルを持つ人が多いです。 マイナウォレットは「いつのまにかウォレットを使用していた」となるので、ブロックチェーンの便利さを体験できるキッカケになるかもしれません。 すでにメタマスクなどのウォレットを持っている人は、便利に使い分けてそれぞれのメリットを享受しちゃいましょう!
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